特別企画『我が青春のヴィーナス達』(その7)


【オッタビア・ピッコロ】

第七回目は、「オッタビア・ピッコロ」です。

この壁紙の写真は『愛すれど哀しく』(マウロ・ボロニーニ
監督、イタリア映画)のパンフレットの表紙です。彼女は
同監督の前作『わが青春のフロレンス』(70年)でカンヌ
映画祭主演女優賞とイタリアのゴールデングローブ新人
賞を受賞しています。なにを隠そうこの企画のタイトルも
この映画のタイトルを真似させてもらいました。f^_^;;

この人は今まで紹介した人達と少し違い、色々な作品に
出ています。有名なところではルキノ・ヴィスコンティ監督
の『山猫』とか『アラン・ドロンのゾロ』とかとか、でも今では
殆ど忘れられた女優と言っていいかも知れませんね。
イタリア女優と言うと、ソフィア・ローレンとか、クラウディア
・カルディナーレだとかどちらかというと濃い顔立ちの美人
が多い国のような印象がありますが、この人はそうした中
ではあっさりとしたベビーフェイスで、この人の場合は今ま
で紹介してきた女優の様に作品の役柄から好きになった
というより、ワタクシ的にはかなり顔立ちの好みから好き
になった女優の一人です。(笑)

いやいや、勿論今までに紹介してきた女優達の顔立ちも
大好きなんですよ。そしてこの人の作品も名作揃いで役柄
的にも彼女の演技も素晴らしかったのですが、今まで紹介
して来た人達の様な一本の作品からの作品・役柄・女優の
一体化といった感じではなく、その時代の有望な若手女優
といった雰囲気がありましたし、人気も一発屋的な爆発的
人気ではなく、今後も様々な作品で活躍する女優だと思っ
ていました。私としては密かな隠れファンとして、個人的に
はあまり人気も出て欲しくなかったし、「いつまでも陰ながら
応援しているから頑張ってくれ」って感じでしたね。(笑)

しかしながら、いつのまにやら日本での公開作品もなくなって
忘れ去られた感じでなんだか寂しい限りです。

(2000年12/09記)

(お知らせ)
この特別企画『我が青春のヴィーナス達』は、今まで1週間
おきに更新してきましたが次からまた新たに『再会したい隠
れた名画』という企画を計画しており、今後は今までの
『言いたい放題』のエッセイや上記の企画を織り交ぜて不定
期に更新していくつもりでおります。

ちなみに今回紹介した『我が青春のヴィーナス達』は『再会
したい隠れた名画』とも偶然に重なっていまして、上記の
『わが青春のフロレンス』、『愛すれど哀しく』などの作品
はもう一度見直したいと思っている作品なのですが、今まで
TV放映された記憶もありませんし、ビデオ屋でも見かけな
くなった作品達です。