『書けない!』 (05/16記)


今回は最近ホームページの、特にこの「言いたい放題」や「一言日記」を 書く事が出来なくなった言い訳をしようと思っています。(笑)

その一番の理由はやはり中島義道の本のせいでしょう。(爆)
氏の本に出会ってから7冊の本を購入し現在6冊を読み終えたのですが、 これほど自分に近い考え方や性格、更に現段階の私などよりはるかに超 えた所にまで到達した考えに触れてしまうと何も書けなくなってしまい ました。

私が今まで書いて(思って)来た事や、これから書きたかった事などがもう これらの本の中に全て詰まっているという感じで、これから私が何を書 こうと、それは「真似」でしかないという脅迫観念に捕らわれてしまいます。 いや、厳密に言うとそれはたまたま似た思考であったという事で、真似で はないし自分の言葉に置き換え自分流のアプローチをすれば良いだけ の事なのですが、一旦読んでしまった後では中々そうもいかないし、そ れはかなり難しい作業となりました。f^_^;; 読んでしまった以上影響を 受けないと言ってしまうと嘘になってしまう。

パソ通の映画フォーラムである方が「映画などの見方は十人十色、百人百 色なんて言ってるが、本当のところせいぜい数パターンだろう。」という ニュアンスの発言があり、「ああ、そうかも知れない。」と思ったのですが、 これも厳密に言うと数パターンの中の微妙な十人十色がある訳で、それを 探し出す面白さがあるのだけれど、ハリウッド映画などの元々万人受けす るように必死で努力して作られている映画にそうそう感想の違いも無く大 方、数パターンに納まるだろうし、その微妙な違いまで表現するには余程 の文章力なり表現力なりが必要となってくるだろうし、こうしたネットの 素人の文章力ではやはり、数パターンに見えてしまうのも、いた仕方ない のかとも思ってしまう。

だから映画の感想なども、私の場合ハリウッド娯楽作品って感じの映画は、 「あぁ〜〜、楽しかった。」で終わり元々感想は書けなかったし、触発さ れる作品に出会っても、他人の書いた優れた感想を先に読んでしまうと中 々書く気になれないというのが以前からあった。でも、映画以外の自分の 話ならいくらでも書けるという自信もあり「言いたい放題」や「一言日記」 などで書いてきたのですが、これすら中島義道との出会いにより、書く気 力を今は殆ど失いつつあります。(笑)

さて、これを乗り越えるのにはどうしたら良いのか?。色々考えるのです が答えが見つからない。でも、結局は自分自身というものをとことん突き 詰めて考えて行くしか方法がないように思われる。自分とは何か、自分が 本当にどう思いどう感じているのか、理解出来ているのかいないのか、好 きなのか嫌いなのか、不快なのか心地良いのか、嘘があるのかないのか、 深く深く考えるしか方法がないのかも知れない。