「星界」シリーズと超絶美少女
僕が好きなSFのお話として、人類のみの銀河帝国シリーズというのがある。「司政官」も銀河を統べるのが人類と言うことで入るが、あとは、アシモフの「ファウンデーション」シリーズ(イライジャ・ベイリーの「スペーサー」シリーズも込み)、田中芳樹の「銀英伝」シリーズとかが大好きである。この辺は僕が語らなくとも色々な人が書いているので今後もメインには書かないでしょう。
一方、SFに限らず僕の好きなタイプの女性が出てくるお話がある。これはあくまでもお話であって、実生活の好みとは違うが。
どういう女性かというと、スーパーモデルも裸足で逃げ出す抜群なスタイル、通る人が思わず振り返る超絶美貌、頭脳明晰・あふれ出す知性(飛び級で大学を出ているとか)、めくるめく華麗な血統、図抜けた運動神経と驚異的な格闘戦能力プラスタフな体力、極めつけはこれらの長所を全て帳消しにする性格の悪さというものである。
で、巻き込まれて酷い目に会う主人公格の男性は、お人好しで上記の女性に表面上はことごとくバカにされているけど実は有能で結構格好良く裏で女性ファンがいて、結局彼女の尻拭いを行うというものである。
で、この二人に絡む女性として、美貌等は同じだけど無口、無表情でも男性巡って陰で火花バチバチというものである。
こう書くと、なんだまたアレかと思うかもしれないけど、その通り。まずは「エヴァ」ですよね。
紹介するまでもないけど、超絶美少女がアスカで、たよりないのがシンジ、無口がレイとなるわけです。
他はというと田中芳樹の「薬師寺涼子」シリーズ(「魔天楼」と「東京ナイトメア」)が好きですねえ。涼子というのが美少女でなくて美女なんですけど凄すぎ。若干27歳で警視(署長クラス)だけど超絶美貌・スーパーグラマー、東大法学部主席卒業、6カ国語ベラベラ、銃器・柔剣道ばりばり、大警備会社の一人娘で次期社長(配当金だけで年間3億円)でこれら長所をすべて台無しにする性格の悪さ(なんせドラキュラもよけて通る「ドラよけお涼」と呼ばれている)と涙物の設定。
で(名ばかりの)主人公は、SPも出来るほどの優秀でハンサムな警部補(33歳)なんだけど、お涼の研修時代の教官だったときに彼女のお気に入りになったために悲惨な生活を送る羽目になってしまう。何せ、上司が女性で年下だけでも不幸なのに、彼女に「奴隷・家畜・下僕・弟子」呼ばわりされ、最新巻では「椅子」にまでされてしまう(;_;)。
おまけに放っておくとお偉方を激怒させるので「通訳」したり、「行き過ぎ」で人を殺しかねないので制止したり、やっと非番の休みになっても結婚式やパーティの間呼び出されて待機させられたり、買い物の荷物持ちをさせられ、無茶苦茶な理由で彼女と食べる食事代が経費で落ちないと自腹でフルコースを奢らされる羽目になるというもの。ある意味シンジより悲惨かもしれん。
で、涼子のライバルで主人公(泉田)にもほにゃららなのが、「お由紀」こと室町由紀子なのだがこのページはこのシリーズの話ではないので興味がある人は読んでくれ。
ファンタジーでは「楽園の向こう側」シリーズのダナティアもいいね。帝国の皇帝の孫娘なんだけど、超絶美貌の上、数十カ国語ペラペラの才女で皇帝のお気に入りのため、兄弟からは常に刺客を送り込まれ、他人からは求婚される毎日に嫌気がさして「楽園」に逃げ込む羽目になる。この子も口が悪いけど女性作者のせいか根は優しいんだろうなと透けて見えるところがいいね。(一度性奴にされかけたけど、相手を逆にノイローゼに追い込むところなんぞ並の女には出きん)
一方、レイに該当するサラは、黒髪無口美少女だけど、爆弾作りが趣味だけ合って結構性格がぶっ飛んでいます。シンジ役はファリスと決定!女じゃねえかという声は無視。だって見た目は「絶世の美少年」だし、図抜けた剣士だし、なんと言っても性格がいいためにダナティアとサラにいいようにおもちゃにされてるもん。
やっと本題に入るけどこの銀河帝国物と問題美少女が合体した素晴らしい作品があればなあと思っていたらあったわけです。
その名も「星界の紋章」3巻と「星界の戦旗」2巻までの星界シリーズである。ハヤカワ文庫JAに森岡浩之が出した血湧き肉躍るスペースオペラ(かどうか)なのだ。
内容は人類が植民を行うために銀河中に散らばっていった時代。(一応)主人公のジントはある植民星の政府主席の息子だったが、母親を早くに無くし、秘書の元で育てられていた。(ねシンジみたいっしょ)
ところが、髪が青い「アーブによる人類帝国」の艦隊がある日やってきて植民星を強引に併合してしまう。そして父親はなんとアーブの伯爵になって自分の地位を守ることにした。というわけで急遽伯爵公子となったジントは貴族の義務である軍人になるべく修技館(アーブしか入れない士官学校)に行くとき、黝い髪の絶世の美少女に出会った。これが皇帝の孫娘(なんかこればっか)であるラフィールとの長い関係の始まりであった。で今回はこの辺でおしまい