Ring of Redの世界


 僕の好きな、架空戦記物。しかも、WW2で日本が本土決戦しているという正統派で涙緒緒切れの設定。通はこれだけでゲームを買うべし。

 大体今の架空戦記物は、あまりにも安易だよね。旧日本軍が勝っちゃう話ばっかりで。これは、「地には平和を」、「日本本土決戦」、「5分後の世界」に匹敵して、しかも舞台が1964年(昭和は存続しているのだろうか?)つまり僕が生まれた年というのもグッと来る。
 

主人公ヴァイ君    殺伐なヒロイン(^^;;;        渋いオヤジ(爆)

 おまけに主人公が独日混血で、他にも戦災孤児や敵地の北日本解放戦線(カルマ)には日ソ混血のキャラなど境遇を考えただけで泣かせる設定がてんこ盛り。いつも女の子に間違われるカルマの少年兵は自分達を食べさせるために餓死した兄のために立ち上がる、という64年当時の現実日本では考えられないハードな設定だ。九十九里が米軍の上陸地点(ダウンフォール作戦)でかつ原爆の被害により立ち入り禁止地区というのもグッド。北海道がソ連領(ヴァストカヤスク−−極東地方の意味だとか)になっているのは、辛いっす。(T^T)クゥー

 ただ、せっかくヒットラーの暗殺が成功しておきながら、日本がドイツ抜きで本土決戦というのはいただけない。また、実写シーンとAFWの合成シーンを見ると、「あんなでかいシロモノ、ただの標的やん」と思ってしまうのもマイナス。ちなみにAFWとは、ナチスドイツが開発した不整地用戦車(はっきり言えばガンダムの様なロボット兵器(^^;;;)

 最初に実戦配備したドイツでは、初期不良が多く固定砲台として使われ、また平地が多かったため確たる実績を残せなかったが、日本では本土決戦で大活躍した(Uボートで設計図が運ばれ、光菱で5式として実用化)。
 

 でも、カルマ(打倒共産派ね)の老兵が載るAFWが97式のモチーフだったり、ドイツ製の多脚砲(戦車に足が付いたと思えば良い)がSTG3やんとか、ミリタリー好きには萌えの要素大(^。^;)。

 個人的にはここまで凝るなら、主人公が載る日本製の機体にはディーゼルを搭載して欲しかった。(ガソリンがない日本は昔から戦車はディーゼル!と思ったら公式ホームページでしっかりディーゼルになっているやん)
 そんでアメリカ製は、馬力だけはやたらあるけど、一発食らうと火だるまとか、装甲薄くて玉砕覚悟で突っ込む国産AFW、火力・装甲・デザイン抜群、でも脚遅いドイツ製とかWW2の定番で作ってくれると泣けたのになあ。と思ったら、少なくとも白虎(主人公の機体)は設定でそうなっているではないか。でも操縦室だけ装甲厚いなんて、人命軽視の日本軍とは思えない。(;^_^A アセアセ
 でも一番泣くのは、初期不良や故障が多くて稼働率が低く、せっかくの性能が生かせない敵の北日軍のはずなのに、しっかり動くのはゲームバランスのせいね (^^;
 

 まあ、それはさておいても、極東では空軍禁止のため、AFWの存在価値があるとか、南北日本の国旗が渋い(赤旗と合成した日の丸しぶすぎやん北日本(日本共和国)!)とか同胞相打つ悲劇もあいまってなかなかイケテルゲームとなっております。


 ストーリーも敵の歴戦の勇士であり、共産軍将校になることを条件にシベリアから帰還した皆川が、ソ連のカザフあたりの出身の田舎者(セルゲイ)に馬鹿にされて、がつがつやられるさまなんて、涙無しには遊べないぞ!。がんばれ北日!(とはいっても、セルゲイもスターリンに無理矢理故郷の農場から極東に追いやられたのだろうという寂寥感がある。これで政治将校がいればセルゲイの中間管理職の悲哀がより良く出たのになあ)

 ストーリーも北日の盛岡強制収容所を解放したあたりから悲劇性を増し、親娘相打つ悲劇や、「ソ連の軛」から逃れるべく、敵将達が決起する「反ソクーデター」を経て、最後は味方に見捨てられた主人公達は生き延びるためだけに、殺到するソ連の大軍と戦うのであった。(まるで満州やん、泣けるなあ)
 

 SLGとしては、AFW単体の性能は種類ごとに一長一短があり、3班まで組み込める歩兵(といっても、工兵や補給、衛生、猟兵、偵察と種類が多い)のスキルで自分なりの特徴を持ったユニットを組むことで能力が飛躍的に変化する。しかも、随伴兵は全滅すると二度と復活しないので、最前線に立たせるだけでない配慮が必要となるのだ。特に味方のAFWは撃破されても次のステージに復活するが、一緒にいた随伴兵は二度と帰ってこない(ゲームでは全滅してなくても)。
 このゲームでは、歩兵も敵地で苦労して手に入れるので、スキルの高い兵士をなくしたショックはAFWを失った時以上に高い。(^^;)  哨戒用の戦闘力が低いAFWも随伴する歩兵によっては、戦術次第では敵をなんなく撃破出来るので、随伴兵の存在は極めて高いのだ。

 戦闘シーンは、随伴の歩兵を指揮しながら、照準で狙うだけの単純な操作ではあるが、相手に当たる確率が出てくるので、運を天に任せてすぐさま砲を撃つか、小便ちびるのを我慢して相手に撃たれるのを覚悟でじっくり待つか、性格で別れるところ。最初は、手が震えてしまったぞ。
 おまけに戦場もリアリティがあり、特に一般兵士が血を流して倒れるさまは良くぞPS2でと思う。しかも同胞同士!(パッケージのアニメ絵に誤魔化されてはいけない。アニメ絵は止め絵だけで後はフルレンダリング。戦闘シーンはリアルモードで、兵士のモデリングもなかなか良い。廃虚と化した東北の市街地には胸をつくものがある。まあヨーロッパみたいなところがちょっとなと思うが (^^;;;)

 また、射撃シーンよりも、実は多彩な歩兵のスキル攻撃が絵的にも見てて楽しい(^_^;)。
 さすがに、対兵士攻撃は血なまぐさいものが多いが・・・。しかし、同胞で女同士が血を流し合うゲームって他にあったかいな?(攻撃を受けると「キャアー」って悲鳴を上げてのたうち回るのだ)
 AFWの種類によっては、遠距離砲撃が得意なもの、近づいて白兵攻撃が得意なもの、はたまた逃げ回るだけが取り柄なもの(自爆)と得意技が別れており、敵との戦闘距離や攻撃の順番を勘案して対戦しないとザコ敵にもあっさりやられてしまう。
 更にやっかいなのは敵の増援部隊で、こちら側の目的が拠点防衛だったりすると、兵士獲得に都市に近づいているすきに、拠点のすぐ側に増援部隊が現れ、ひーと泣きながら、足は速いが、戦闘能力の低いAFWで足止めを図ると、案の定敵にタコ殴りにされてしまうという悲劇もある。

 何せこのゲームは、正統的?SLGなので、数的劣勢になると包囲されてすぐ全滅してしまうのだ。
 これで補給効果があったら、主人公側は壊滅的不利だなあ。(上級用に追加ルールもあっても良かったかも) 例えば、補給拠点に隣接していれば、特殊弾が回復ごとに補給されるとか、逆に補給線を絶たれると、回復や、酷い場合は移動も出来なくなるとか。でも歩兵のスキルは、補給線絶たれると使えないとなったら厳しすぎて涙ちょちょぎれるね。もっとも、敵を誘き出して包囲殲滅も楽になるかも。特にボス級を補給拠点から引きずり出して、囲んでタコ殴りにすれば楽勝かもね。でも意地でも補給拠点から動かないアルゴリズムにするんだろうなあ。(;^_^A アセアセ

 逆に主人公側も待ち戦略が多くなって、軽甲脚(哨戒用)で、敵を補給拠点近くまで誘い出し、補給線を断った上で、じっくり嬲る人が多くなるかも。あ、でもそうなると制限時間が物凄く厳しい縛りになっていくなあ。

 これで、朝鮮戦争の悲劇はもとより、ベイルートにも思いを馳せられるぞ(本当か?ゲームしているとつい女性兵士ばっかり使ってしまう(爆)。でも、対兵士攻撃はあまりしないのである(^^;;; ところが、歩兵を放っておくと、たちまちAFVが破壊されてしまうので、白燐弾で強制的に無効にしてしまうのである)

 50年に始まった日本戦争でも決着がつかず、虚しく分断国家になってしまった日本の運命や如何に。読者よ期して待たれよ!
 
 
 

お勧めリンク
 
      具体的な攻略が載っている。

ロドリゲス教官への愛溢れるサイト。実は、攻略法が充実している。

掲示板が活発なサイト

本家サイト。イラストが充実
 


 
 

お勧め戦法

 敵が強力な前衛兵力を持った場合(歩兵×2とか、猟兵×2等)には、釘付射撃が可能なら、敵が揃って前衛に出てきたところで、こちらの兵士も前衛に出しながら、釘付射撃を行い、無力化したところですかさず白燐弾で、そのまま後衛に下げさせ、衛生兵はそのまま下げて残る猟兵で、心行くまで敵を撃ちまくる。
 その後、敵が出てきそうになったら、そこでまた衛生兵を出して白燐弾ぶち込み。これに回避運動を組み合わせれば、ノーダメージで敵撃破も夢ではないですぞ。

 追加 こちらが鬼無里なら、釘付射撃→連携→乱射→焼夷榴散弾で、敵兵士を一気に壊滅させることも可能。相手を全滅させる鬼畜戦法もソ連相手なら心が痛まんぞ (;^_^A アセアセ