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Javaプログラムはいろいろなプラットフォームで実行できます。しかし、Javaの開発環境は大抵ある特定のプラットフォーム専用です。いろんなマシンで動くJavaプログラムなのに、特定のマシン上でしか開発環境が動かないというのは寂しい話です。
ここでは、GNU EmacsというUNIX系で動く強力な多国語エディタ環境をWin32上に移植した「Meadow」と、Emacs環境でJava開発を快適に行うための追加機能JDEとを組み合わせたJava開発環境についてまとめます。Emacsを使った開発環境は、そのままLinuxやSolaris等のUNIX上でも利用できるので、クロスプラットフォームな開発環境を身に付けることができます。
コマンドラインを多用する場合、WindowsはUNIXに比べるととても非力な環境なので、併せてCygnus社がGNU環境をWin32へ移植したCygwinを導入します。
プログラムを開発していると、必ずバージョンがつきまといます。自分で作る小さなアプリケーションやアプレットでも、バージョンがあります。バージョンの管理に便利なツールとしてCVSがあります。
Meadow + JDEによって、次のようなJava開発環境が使えるようになります。
- 文法に応じた色付け、自動インデントを持つソースコード編集
- エラーメッセージから該当するソースコードの行へのタグジャンプ
- クラスやメソッドのコードの雛形を生成
- Emacs内からコンパイル・実行可能
- Javaデバッガ(jdb)をEmacs内で実行。ステップ実行中のカレントコード行を自動表示
- 2.1.6からはJava Platform Debugger Archtectureを統合したデバッガ機能を利用可能。
- jtags(etags+java対応)によるブラウジング。
- Speedbarによるクラスブラウジング
- JDKを呼び出しているので、最新のJDKをすぐに利用できる。コンパイラJikesにも対応
- プロジェクトによる構築環境
- 各種コードのスケルトン自動生成(インタフェースの実装メソッド、リスナーメソッド、委譲コード、アクセッサ等)
- import文追加・並び替え・未使用import文削除機能
- けっこう強力なコード補完機能(フィールド名、メソッド名補完)、制御構文の補完(if文、while文、for文他)
- フィールド、メソッドの定義からJavaDocコメントの雛型を生成
- BeanShellが組み込まれているので、Javaのクラスライブラリを利用したスクリプト処理ができる
- Antを呼び出す機能
- コーディングスタイルのチェック機構(checkstyleを組み込み)
- JDKドキュメントの表示、コンテキストヘルプと連動
Cygwinによって、次のような開発環境が使えるようになります。
- コマンドシェルに、bashが利用可能
- gccが使える。C/C++開発が可能。
- sed, awk, grep, find, tar, make, bison, flex, その他多くの開発ツールが利用可能。
CVSによって、次のような開発環境が使えます。
- リポジトリとよぶデータ管理個所にファイル群を格納するので、利用者がファイルを自力で管理しなくてもよい。
- 各ファイルにレビジョン番号が自動的に振られる。自分でファイルを別ディレクトリや別ファイル名にバックアップしていなくても、いつでも前のレビジョン番号の状態に戻せる。
- 同時に複数の人間が同じファイルに対して別々な編集を加えても、両方の修正内容を反映可能。
- リポジトリはネットワーク上の別なマシンにあっても可。
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