ちらばっていた謎が、徐々に収束していき、主人公を追いつめる過程は、
モダンホラーの何に相応しい。一人真夜中でふと背筋が寒くなる感覚、ぬ
めぬめとした闇の中に恐怖する心と言うものを、とても上手く書いている。
「ケースD」(作者忘れ)とか「声の網」(星新一)、はたまた「ノー
ライフ・キング」(いとうせいこう)なんかを髣髴とさせました。
得てしてこういうホラー物は、導入部ですごいと思わせておいて、謎が 解け始めると「な〜んだ」ということになってしまいがちなんだけど、ど っこい二転三転する展開に、眩暈にも似た驚きがあり、その度ごとにじわりと 深くなる怖さは秀逸です。
ヴィジュアルがせまってくるんだよなぁ。これ、ビデオ化もされる様で、 ネタバレになるから深くは書けないのですけど、この小説の怖い部分が、 そのメディアによって増幅されるというのは、まさに、ホラーっすね。 (わけわか(^_^;))
とにかく、怖くて、面白かったよー。会社帰りの電車で読み始めて、降
りるまでに三分の二は読んじまったよぅ。お薦め、お薦め。
ぜひ読んでみてください。
「リング」鈴木光司 角川ホラー文庫 560円
一応、あらすじを書いておこうと思ったんだけど、前知識無しに
読んだほうがはるかに面白いので、やめておきまーす。できたら
本の裏表紙のあらすじも読まないで始めたほうがいいっす。
MASA@今は「らせん」をよんでますぅ。
P.S.そういえば、「石の血脈」(半村良)というのもあったなぁ。これ は伝奇ものかぁ(^_^;ゞ
P.S.2 っていうかー、「らせん」読了しましたー。また後日。
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