クリスマスの休暇を控えたある金曜日、主人公の6歳の少年、ビリー・マイケ ルズは、”慈悲の聖母”学校の幼稚園のクラスで、シスターメアリによって「こ の世にサンタクロースはいません」と幻想を打ち砕かれる。ショックを受けて極 寒の街をさまよっていた少年の目の前に現われたものは、異教の神マーキュリー と名乗った。その神は彼に一本の杖を与える。”カデューシアスの杖”で呪いを かければ、願う事が全てかなうのだった。しかし、それには大きな犠牲が伴なう ものであった。
感覚としては「8(エイト)」のチェス盤が杖になった様であり、グリーンノ
ウのシリーズの一編でもあるかのよう。例えば天沢退次郎の「光車よまわれ」。
それは、奇跡と不安に満ちたときめきと、裏返しの恐怖。
自分の中では3月の一押しになりそうな予感っす。
まぁ、本屋で見かけたら読んでみてください。
ディーン・R・クーンツもスティーブン・キングも(帯によると)絶賛との事。
「M・D」上 トマス・M・ディッシュ 540円 346頁 文春文庫 「M・D」下 580円 413頁
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