'97年9月の本の紹介
「オックスフォード運河の殺人」コリン・デクスター
「消えた装身具」コリン・デクスター
「内なる宇宙」上・下ジェイムズ・P・ホーガン
「ラプラスの魔」山本 弘
「パンゲア 1」松枝 蔵人
「パンゲア 2」松枝 蔵人
「ウロボロスの基礎論」竹本 健治
「オックスフォード運河の殺人」 コリン・デクスター 早川文庫HM148-8 p288 \560
モース主任警部は不摂生がたたって入院生活を余儀なくされる
ことになった。気晴らしに、彼はヴィクトリア朝時代の殺人事件
を扱った研究書『オックスフォード運河の殺人』を手に取った。
19世紀に一人旅の女性を殺した罪で二人の船員が死刑となったと
書かれていたが、読み進むうちモースの頭にいくつもの疑問が浮
かび…歴史ミステリの名作『時の娘』を髣髴させる設定で贈る、
英国推理作家教会賞ゴールド・ダガー賞受賞作
土曜から、コリン・デクスターのモース警部シリーズの「オックスフォード運河の殺人」を読み始めました。実は、前に読み始めて途中で挫折している「消えた装身具」の前の作品になります。 俺は、結構海外の作品をよく読んでいるので、いわゆる翻訳調な作品もなんとか読めるんですけど、このモース警部のシリーズはそれにも増して独特に使われてますね。それは訳のせいなのか、原文もそうなのかはわかりませんけど。
今回の作品は、帯では「時の娘」と較べられています。これは過去の出来事を本などがきっかけになって(現在と言う時刻とは断絶したまま)推理することになるという一種のロッキンチェアディテクティブですね。 (1997/09/01)
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昨日の帰りに読了しました。
結局、モース警部のいる現在と、過去とは直接的な接点はなく(本をくれた老婦人くらい)、あれっ?と言う感じで終ってしまいました。このシリーズの独特の語り口は、自分には読みずらかったなぁ。
おおっと驚いたといえば、後ろの解説です。なんと法月綸太郎です。パズルとしてのコリン・デクスター論を述べています。(どこかの雑誌に載った文の反論という形で)。
これを読んで、なるほどとは思ったのですが、逆にコリン・デクスターの自分に取っての物足りなさも明確になりました。その場その場にあうパズルの断片を提示されるので、自分で考える余地があまりないのと、人物のリアリティが無くなってしまうこと、かな。
この作風について、法月はだからこそモースの考える事が何か?ということが重要であると言ってますけど、それを言うなら、モースがどのパズルの断面をあてはめようとしているかが重要であるって事だな。だってモースの注目していない事実は浮かび上がってこない(読者に提示されない)んだもの。
話しを戻して、今回は、過去の謎の提示の上手さは買いますけど、パズルを組み立てては再構築するという事も無く、インパクトにかける作品だったかな。(1997/09/03)
「消えた装身具」 コリン・デクスター 早川文庫HM p \
他に読む本も無くなり、途中で挫折した「消えた装身具」を今朝から再度読中。
てなわけで200pから。しかし、登場人物の属性をもはや忘れているという…弱った。弱りながらも日暮里で電車の席が空いたので、座ったら寝てしまった。てなわけで220pまで。(1997/09/03)
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昨日の帰りに読了しました。読書を中断していた時間が長かったので、この人は何だっけ?とか思い出そう思い出そうとしながら読みすすめたんですが、外国人名とか登場人物でツアーの十派一からげ的に出ていいる(しかも夫婦多し)覚えにくくて、うんうん言っている間に、解決編まで行ってしまいました。やっぱり、パズル的な作り方なので、人物像が薄く登場人物の印象を特定しずらいんすよね。
ということで、けっこう辛い読了でした。(昨日の帰りに本屋に寄ったら、文庫に落ちた「内なる宇宙」を発見。早速購入。) (1997/09/05)
「内なる宇宙」上 ジェイムズ・P・ホーガン 早川文庫SF p384 \660
「内なる宇宙」下 ジェイムズ・P・ホーガン 早川文庫SF p374 \660
架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。その全土を管理・運営する
調電子頭脳ジェヴェックスは、一方で人々を架空世界漬けにし、
政治宗教団体の乱立を助長していた。一指導者による惑星規模の
大プロジェクトが密やかに進行する中、進退きわまった行政側は、
ついに地球の旧き友、ハント博士とダンチェッカー教授に助力を
求めるが…。
《巨人たちの惑星》三部作から10年、待望の第四部登場!
とうとう文庫に落ちました。「星を継ぐもの」で衝撃を与え、「巨人たちの惑星」(といってもちゃぶ台をひっくり返す父ちゃんとかは出てこないけど<それわ「巨人の星」(^_^;))三部作の続編です。
架空戦争に敗れた惑星ジュヴレンが舞台となります。今朝は復習的なプロローグと本編最初の52Pまで。 (1997/09/05)
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上巻を先週末に読了し、今は下巻に突入しました。
この三部作についても(これは4作目だけど(笑))もはや謎は解決しつくした感はあるので、とくに新たな謎以外は特質する事も無く、そのせいか、遅いテンポで物語が展開しているような感じです。
朝の電車で、258pまでですが、やっとジェヴェックスのインナースペースへと。
ヴィザーを守護神に、魔法使いの役どころを担うのは、われらがハント氏ですね。まぁここらへんで読者の欲望を満たすのはもしかしたら日本のライトファンタジー(やマンガ)の十八番かもしれないですが、なかなか楽しめます。
イメージ的にはトロンを連想してしまうのは想像が貧困で、実は、「攻殻」(士朗正宗)なんだろうなぁ。結局自分のイメージを利用して世界を投影するので、それ以上のものは(あったとしても)でてこないんだろう。
まぁこの異種遭遇では、なんとなく、"中性子星上に行われる進化をテーマにした某SF"(じつは名前忘れ…ロシュ・ワールドじゃなくって、なんだっけ???(^_^;))に似ていると思います。 (1997/09/16)
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今朝の電車で読了しました。今朝はユーザ先直出だったから落ち着かなかったですが(^_^;)
そうですね、前回のコメント以降はさしたるどんでん返しも無く、終りました。これって…このあとも続くのでしょうか。なんとなくそんな気もしましたが…。
そうそう、ジェヴェックスのシーンですけど、「ドラえもん のび太の魔界大冒険」を思い出してしまった。最近読みかえしたというせいもありかな…多分に(^^;ゞ
巻末の既刊リスト一覧は参考になりますね。このあと早く「造物主の掟」の続刊がでないですかね。
ということで。今は「ラプラスの魔」を読みはじめました。 (1997/09/17)
-----追記
のださんによるあたたかい突っ込みのおかげで判明。中性子星上のお話は「竜の卵」でした。(そうそう、そうでした(^^) 喉のつかえがとれました)
しかし、ホーガンてば最近はハードSFより、社会学とかに興味があるようで、社会学的主張がなんだか鼻についてしまうなぁ(^_^;)。
ま、近々「造物主の掟」の続編が邦訳されるようなので、それに期待しましょう。
「ラプラスの魔」上 山本 弘 角川スニーカー文庫 p287 \430
1924年、アメリカのマサチューセッツ湾にある田舎町ニューカム
。その町外れに立つウェザートップ屋敷は土地の物には幽霊屋敷と
呼ばれる空き家だった。ここで惨劇が起こる。
二人の少年がまるで食いちぎられたようなバラバラ死体で発見さ
れ、一人の少女が行方不明になったのだ。
会期事件の謎を追う女性記者モーガン、私立探偵アレックス、オ
カルト学者、霊媒師、日本人の超能力者、草壁健一郎たちが見たの
は、恐るべき魔物と異世界の秘密であった…。
人気RGPを原作に、クトゥルー神話まで飲み込んで広がっていく
新鋭山本弘の戦慄の怪奇ファンタジー。
角川文庫なんですけど、これはいわゆる「朝日ソノラマ系」ではないかと。って、いま思い付いた系列なんだけど(^_^;)。
ただ単に前に弟の持っている朝日ソノラマを暇な時読んだらそんな感じの本であったというだけですが。タイトルは不確かなんですが、「妖神グルメ」(?)とかクトゥルーものです。ちなみにこの本もツレに借りました(^_^;ゞ
まぁ、もとがテーブルRPG用のシナリオということなので、とくに厚みのある人物の書き方とかである必要はないんですけど、ステレオタイプの人物がてれてれ出て来てはそれなりに聞いたことの有るような物語の中で活躍する…って感じでした。「ラプラスの魔」と出て来たので、もっと哲学してくれるかと思いきや、たんなる抽象の神(もしくは怪物?)という出場でしたね。そこでオチがつけられず、クトゥルーもってきて対抗させてお終いという感じは否めませんでした。
ひー。なんか辛口かも。風邪の所為ちう事でゆるしてね。
まぁ、この本の厚さと読みやすさ(というかターゲット読者層)を考えたらしょうがないのか。(<フォロー?)
ラプラスの魔自体は出てこないけど、運命論者と言ったらこのひと、「リバーワールドシリーズ」(フィリップホセ・ファーマー)で活躍する"サミュエル・クレメンズ"。まぁ、マーク・トウェインなんですが、「不思議な少年」、「人間とはなにか」で語られるペシミスティックな運命論は、人間性や自由意志について考えさせられること、大です。
で、「ラプラスの魔」ついでに、某先輩に大学時代薦められて(自慢されて)読んでない「ラプラスの魔」モノがあります。「梅田地下オデッセイ」です。読んでないので作者は記憶にないのですが、堀晃だったかな?。これはもう絶版。はやく読ませてください(^人^)>池田さん。導入部のあらすじだけ紹介されて、自慢されました(^_^;)。(このお方にサンリオのさまざまな本を借りました。今は創元で復刊された「逆転世界」(クリストファー・ブリースト)とかね。感謝です) (1997/09/17)
「パンゲア 1」 松枝 蔵人 角川スニーカー文庫 p242 \390
フツウの高校生、イージィこと上条泉は、パソコン通信中、奇
妙な侵入者に会う。
「ARE YOU PANGAEA?」
パンゲアは、イージィのパスワードだ。YESと答えた途端、「1
2月24日、ニューヨーク・シティでお会いしましょう」という英文
が数秒間画面に映しだされ、そして消えた。
数日後、差出人不明の招待状と航空券を手に、旅立ったイージィ。
ニューヨークで彼を待っていたのは思いもかけぬ出来事だった…。
東京・NY・南米インカの遺跡へ。ハイパーアクション始動!!
昨日は、夕飯食って、ビタミン剤と「ベンザエース」を飲んで、こないだ発掘してちょっとハマってる「トルネコの冒険」をやって(笑)寝ました。しかし、朝起きると鬼のように喉が痛い…。まいったなぁ。
で、今朝からは「パンゲア」1です。これも「ラプラスの魔」を貸してくれた友人に一緒に借りました。昨日の辛口の延長でちょっと突き放しながら読んでたんです。パソコン通信からイキナリ招待されると事とか(<一般的にクローズドなBBSじゃないの?)、何故か英語ぺらぺらな状況とか、何十メートルも上から落下して、「幌にバウンドした」というフォローだけでその後木の板を打ち抜いているのに平気なところとか…(^_^;)。けっこうあるか。それでも、それに負けないスピード感とたたみかけがあって、読ませます。良作かも。まぁ細かいリアリティには欠けるんですが(なんておもってしまう俺は、もう中学生ウケしそうな本は読めないのかも(^_^;))
どっちかというと、漫画の原作っぽい感じかなぁ。(それだと以上の突っ込みも流せる…っていったら漫画に対しての偏見?(^_^;) というより、漫画は絵という事だけで説得力が出るんだよな)。
これシリーズで2巻まで借りたんですがこの先も読みたくなるかも。なんか懐かしいわくわくとした感覚が蘇りますね。秋を感じさせるほど涼しくなったせいですかね。ついでに高校時分の事を思い出したりして…。
学生SF(今思い付いた変なカテゴリですが(^_^;))でオススメなのは「砂の中の扉」(作者忘れ/早川文庫SF)ですね。秋になると読み返したくなります。良かったら読んでみてください(^^)。
ってことで、今朝は131pまで(1997/09/18)
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さくさくっと昨日の帰りの電車で読了です。
いろいろと突っ込みたい所はあったけど、総括としては勢いがあってよかったです。
突っ込みたくなったのは、携帯PCもってモバイルしてるんですが(この時代の作品にしたらスゴかも)、ホストのスパコンに画像情報ガンガン送ってるんです。いったいどうやっておくっているのかなぁ、と(^_^;)。無線かなぁ。圧縮したって全二重9600bpsがやっとかと。それで画像をリアルタイムに送って標的をロックしてミサイルを発射する…。ちょっと難しいかも。(だいたいどこに向かって送信しているんでしょうか?)
あとひたすらバッテリーの持つPCがうらやましかったです。3日くらい平気でもっているし。バック・トゥ・ザ・フユーチャー並みに小型原子炉でも積んでるんでしょうか?(それだけですごい技術かも)。どうせなら融合炉にしてバッテリパック一個で10年もつとイイかも。…とかイッちまってるゲなツッコミ(^_^;) で、モバイルしたことのある身として持った感想は、イージィ結構体力あるじゃん、と(笑)。(ns/tは重かった(^_^;))
設定で気になったのは以上で、ストーリーでは、あんなに孫娘にめろめろな老会長が本当にそこまでするかぁということ。例え黒幕がいたとしてもねぇ。。。
そこまで見るのは酷かなぁ。でも、アラを出来る限り理論武装しておく事がリアリティを打ち立てるんだと思います。 (1997/09/19)
「パンゲア 2」 松枝 蔵人 角川スニーカー文庫 p248 \390
地底の都ビルカバンバでイージィたちが発見したのは、不思議
な魔法陣=ビッグ・ジェネレイターだった。
誰が、いつ、何のために作ったのか? イージィの脳裏に疑問
が広がった。その時、またしても謎のインディアンが襲ってき
た。彼らの正体は、かつてアンデスに栄華を誇ったインカ帝国の
末裔だったのだ。
捕らえられ絶体絶命のイージィたち。その頭上に、激しい轟音
と共に無気味な黒い影が…。
魔法陣の謎を追って、ボルカバンバからさらにロッキー山脈、
ウィーン、チロルと世界中を駆け巡る。危機また機器のノンスト
ップアドベンチャー第二部。
行きと帰りの電車で終わります。軽いから。まぁ読みやすいって事なんですけど。
インカの末裔の王子なんて出て来て、あちらやこちらに飛びまわります。なんか昔NHKでやった「太陽の子エステバン」みたいという感想を持ちました。
そうそう、このタイトル「パンゲア」ですけど、昔、5つの大陸がくっついていて超巨大大陸だったときの名前ということで、そうそうそんな名前だったけ。あれ?ゴンドアナ大陸ってのはなんだっけ?
あと、1巻からきになったのが、「後に〜と思うとは(になるとは)そのときは思いもしなかった」調の語り口なんですけど、俺、これ好きじゃないんですよ(^_^;)。グインの時に言ったのは回想の事なんですけど、これはまた別の話で、シリーズで終わりも見えていないのに大げさに先走るのは、ちょっと、ね。
そんな物語の凄さを喧伝するより、実際に言葉でしめしてくれいって感じです。俺が我が儘なだけかなぁ(^_^;)。やっぱ有言実行より不言実行の方が…。
つづきはもってないので、読めるのはいつになることやら…(^_^;)(筋忘れそう)。 て、よく見ると、ただの角川文庫じゃなくて、角川スニーカー文庫なのな。もしかして絶版になってる可能性大かも(^_^;)ひー。
あと、今日の帰りに書店を覗いたら、「ウロボロスの基礎論」が新書に落ちてました。即買いました。秋の夜長はこんなのもいいかもね。 (1997/09/20)
「ウロボロスの基礎論」 竹本 健治 講談社ノベルス p673 \1400
実在のミステリ作家を襲う奇妙奇天烈な"うんこ事件"。竹本健
治の連載ミステリに混入する眩暈と戦慄の物語。綾辻行人、小野
不由美、笠井潔、新保博久、法月綸太郎、摩耶雄嵩、山口雅也が
推理合戦を展開、小説ジャックまで強行される。
「ウロボロスの偽書」に続く第二弾。
月曜から読み始めたんですけど、新書なので二段組み+内容も重めということで、ページ数はなかなか進まないっすね。
で、この「基礎論」ですが、順当な「ウロボロスの偽書」の続編です。尤も文中では、「ウロボロスの偽書」自体は、フィクション作品という事になっていて、その上で現実として「基礎論」の世界が提示されています。
とりあえあず、エッセイ調で(兼、覚え書きのような日記)、作者の日々の生活と(「基礎論」の中での次回作=「ウロボロスの偽書」の構想が語られ、一方、周りの友人である作家たちの中で勃発した「うんこ事件」について言及される。そしてまた、地続きの文の中で小説ジャックがあり、ミステリも連載される。
うう。読んでいれば分かるんだけど、説明するとなると、大文字の作者か小文字の作者かとか面倒くさい。それなりに入り組んでいて読者自身の質が問われる話になってるね。(って、そんな構造の分析自体がまた語られていたりして面白い)。(1997/09/24)
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脱線ぎみですけど、ウロボロスについて。 ウロボロスってのは、自分の尻尾を飲み込もうとしているヘビだよねぇ。これで思い出す作品なんかをあげてみます。
まぁ、そのまんまなのはハインライン。「輪廻の蛇」。これはタイムパラドックスモノだったかな。あと「ウロボロス・サークル」。これは「愛に時間を」の系譜、ラザルス・ロング未来史モノ。確かハインラインの遺作となった作品だった。ラザルスの母親の冒険談す。
映画にもなったものといえば、「果てしない物語」(M.エンデ)。主人公の少年の持つ紋章がこれでした。
日本のものでは去年ポスト「銀英伝」なるかと思われる作風でいきなりデビューした、早川文庫JAから「なんとか(?)の紋章」てのがあったなぁ。またもや度忘れ。たしかにそれなりの層に受けているらしい(笑)。ラフィールって王女と軍用船に載って、ひょんなことから冒険をする話し。そういや続編が一作出てとまってるなぁ。この話し。どうなったんでしょう? あれ? これは互いを飲み込んでいる龍ではなかったかも(^_^;)(この話しも、蘊蓄(というか設定)ちりばめ系で結構語れる作品だと思います。軽いけど)。
それなりに出てるよねぇ。クラインの壷みたいな自らを飲み込むカタチがそそられるのかな。しかもメタ化の暗兪でもあるしね。(でもハインラインのメタ化作品といったら「獣の数字」かと。メタ化といえば新井素子の「…絶句」(←サイン本(笑)ってのもあったか) (1997/09/25)
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先週の金曜日に読了しました。それ以降、風邪で寝込んでましたが。
「〜偽書」に比べて、構造的な遊びは少なかったです。どちらかというとプロの手になる同人誌と言った感じで、お遊びの面が主体でした。自分は伏線とかは割りと気にしないで読み進めちゃう方なんだけど、それにしても細かい伏線が収束しないのが気になる作りです。
蘊蓄の量などは圧巻ですね。40ページに渡る宇宙論はすごかった。自分は、現代物理のセンスオブワンダーは宇宙論にあるのではないかと思っております。まぁ特に筋には関係ないので、単なるミステリファンには要らないページだったかも。飛ばして読んでもOKな場所なんですけど(そう思うと、単なる蘊蓄の為のページだったのかも(^_^;)) それでも、そうした世界観の提示がこの種のミステリの魅力には確かになっていると思う。(1997/10/02)

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