次回公演情報
作○デイヴィッド・ヘアー 演出○坂手洋二 訳○常田景子
【東京】5月10日(月)~23日(日)下北沢ザ・スズナリ
【大阪】5月28日(金)〜30日(日)精華小劇場
【名古屋】6月1日(火)〜2日(水)愛知県芸術劇場 小ホール
ザ・パワー・オブ・イエス
The Power of Yes A PLAY BY DAVID HARE
「振り返ってみると、銀行がリスクを管理できるという考え方は、まったくの幻想だったと言えるでしょう」
「これは芝居じゃありません。ただの話。いかにして資本主義が、ギシギシと停止したかという話です」
<CAST>
John Oglevee・・・・作者(デイヴィッド・ヘアー 劇作家)
安仁屋美峰・・・マーシャ・セルダレヴィク(作者に金融について説明するためナショナルシアターに雇われた助手 フィナンシャル・タイムズ社に採用予定
南谷朝子・・・デヴィッド・マーシュ(銀行家 ロンドン・アンド・ オックスフォード・キャピタル・マーケット社会長) 、トム・ヒューイシュ(市民相談窓口アドバイザー
藤井びん・・・ジョージ・ソロス(投資家 慈善事業家) 、ノーザン・エコー紙記者
田中茂弘・・・住宅ローン会社会長、大企業経営者(英国有名企業をいくつか統率)
川中健次郎・・・ジョン・モールトン(未公開株投資家、金融サービスと買い手待ち債権のエキスパート アルケミー社設立者)、
デヴィッド・フロイド(政府顧問、銀行家 民営化の専門家)
猪熊恒和・・・ハリー・ラブロック(企業顧問弁護士 シティの企業合併に際し英国最大手企業数社を担当)、
ヘッジファンド・マネージャー(ウォール・スト リートのインサイダー)
中山マリ・・・ロナルド・コーエン(未公開株投資家 ベンチャー・ ビジネス投資の第一人者)
大西孝洋・・・ハワード・デイヴィス(金融サービス機構[FSA] 初代会長、イングランド銀行元総裁、現ロンドン大学経済学部長)
杉山英之・・・スコット・ラドマン(未公開株投資家 ネクター・キャピタル社設立者 アメリカ出身)
西川大輔・・・ポール・ハモンド(金融ヘッドハンター 国際規模の金融人事を専門とするハモンド・パートナーズ代表)
鴨川てんし ・・・マイロン・ショールズ(経済学者 ブラック=ショールズ公式を完成させノーベル経済学賞受賞) 、
アラン・グリーンスパン(元アメリカ連邦準備制度理事会会長) 、アデアー・ターナー(金融サービス機構[FSA]現会長)
横山展子・・・デボラ・ソロモン(ジャーナリスト ニューヨーク・タイムズ)、 ソロスの秘書
伊勢谷能宣・・・銀行の若い男(イングランド銀行)
橋本浩明・・・ジョン・クラダス(国会議員 2007年に労働党副党首に立候補)
矢部久美子・・・ ジョン・クラダスの秘書B
根兵さやか・・・ハワードの助手
桐畑理佳・・・パーティーの人、行列の人
樋尾麻衣子・・・ポール・メイソン(テレビ・ジャーナリスト 「ニュースナイト」経済担当エディター)、ジョン・クラダスの秘書C
松岡洋子・・・ファイナンシャル・タイムズ記者(金融ジャーナリスト)
鈴木陽介 ・・・サイモン・ロフタス(証券トレーダー) 、ジョン・クラダスの秘書A
全席指定
一般前売3,600円 ペア6,600円(前売・予約のみ) 当日4,000円
大学・専門学校生3,000円 高校生以下2,000円
(学生券は前売・当日共通料金 劇団予約のみ 受付で要学生証提示)
坂手洋二率いる燐光群は、オリジナル戯 曲も上演するが、それと合わせて海外で話題の戯曲を翻訳して上演するという活動も精力的にやっている。普段、海外のコンテ ンポラリー演劇に触れる機会の少ない我々にとっては本当にありがたいことだ。・・・ 続きはこちらから
CoRich手塚の『小劇場応援ブロ グ!』より(CoRich舞台芸術!担当 演劇コラムニスト 手塚宏二)
【東京】5月10日(月)~23日(日) 下北沢ザ・スズナリ
★の回は次のゲストと坂手洋二によるアフタートークを実施しました。
11日(火)西堂行人(演劇評論家・近畿大学教授)
13日(木)小田島恒志(翻訳家・早稲田大学教授)
19日(水)常田景子(翻訳家)
受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
金曜7:00 土曜2:00/7:00 日曜2:00 開演
受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
金曜は小堀純(編集者)と坂手洋二とのアフタートークを実施しました。
全席指定
一般前売3,300円 ペア6,000円(前売・予約のみ) 当日3,600円
大学・専門学校生3,000円 高校生以下2,000円
学生券は前売・当日共通料金 劇団及び精華小劇場のみにて扱い 受付にて要学生証提示
主催○燐光群 精華小劇場活用実行委員会 精華演劇祭実行委員会 大阪市
【大阪】5月28日(金)~30日(日) 精華小劇場 精華演劇祭2010 SPRING/SUMMER 参加
【名古屋】6月1日(火)・2日(水) 愛知県芸術劇場 小ホール
7:00開演
受付開始○開演の40分前 開場○開演の 30分前
全席指定
一般前売3,300円 ペア6,000円(前売・予約のみ) 当日3,600円
大学・専門学校生3,000円 高校生以下2,000円
学生券は前売・当日共通料金 劇団及び精華小劇場のみにて扱い 受付にて要学生証提示
制作協力○加藤智宏(office Perky pat) 西杢比野茉実(少年王者舘) 七ツ寺共同スタジオ あいち燐光群を観る会
後援○名古屋市教育委員会
2009年春、イギリスのナショナル・シ アターは劇作家デイヴィッド・ヘアーに、
新作を依頼しました。
「世界金融危機はなぜ起こったか、いま何が起きているのか。」
ヘアーは、多くの関係者へインタビューを重ね、その証言をまとめてドラマを
書き上げました。
オリジナル版は9月、ロンドンで公演が始まると同時に大きな反響を呼び、
好評により期間が延長、今年4月まで上演が続いています。
ポ ンド危機により「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれるジョージ・ソロス、
現代金融工学の先駆けと言われるブラック-ショールズ方程式を完成させた
ノーベル賞経済学者マイロン・ショールズを始め、銀行家、投資家、ジャーナリスト等、
金融界の大物たちが続々登場。
「世界 金融危機で何が起こったか」を語ります。
「世界経済危機」の深層に迫る、ドキュメンタリー・ドラマです。
もう一度観に行きます!!「ザ・パワー・オブ・イエス」@ザ・スズナリ(下北沢)
下北沢の小劇場初体験だった私にとって、批判精神に満ち溢れた燐光群の舞台演劇「ザ・パワー・オブ・イエス」は期待を上回る素晴ら しいものでした。 ・・・続きはこちらから
「丹羽広の”為替力”アップ道場」より(フェ ニックス証券株式会社 代表取締役社長 丹羽広)
世界金融危機は何故起こったか? 燐光群『ザ・パワー・オブ・イエス』を観よう!
今、金融界で『ザ・パワー・オブ・イエス』という演劇公演が話題になっている。どんな公演かと興味津々、昨日下北沢で拝見した。結 論から言う、とても面白かった。演劇公演として面白かっただけでなく、とても勉強になった。これは金融界にいる人、経済に興味のある 人、そして投資家、必見である!・・・ 続きはこちらから
小次郎講師の先物流儀」より(経済アナリ スト 小次郎講師)
<STAFF>
美術○島次郎
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
音響操作○齋藤貴博(ステージオフィス)
衣裳○宮本宣子
舞台監督○高橋淳一
演出助手○武山尚史
文芸助手○清水弥生・久保志乃ぶ・村松みさき
美術助手○松村あや
衣裳助手○石橋育恵
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高橋勝也
Company Staff○向井孝成 宮島千栄 秋葉ヨリエ 内海常葉
協力○ネイラー, ハラ インターナショナル ワンダー・プロダクション
青年座映画放送株式会社 劇団俳優座 手塚宏二(こりっち(株)) 神尾直人 森下紀彦
高津映画装飾株式会社 C-COM マイド 吉本知世 安西奈緒美 米澤望 鈴木由里
制作○古元道広 近藤順子
文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
デイヴィッド・ヘアー
イギリスの劇作家・映画監督・脚本家。1995年『スカイ・ライト』でローレンス・ オリヴィエ賞受賞。トニー賞には三度ノミネートされている。主な作品として 『ブルー・ルーム』『エイミィズ・ビュー』『パーマネント・ウェイ』『スタッフ・ハプ ンズ』等がある。
映画脚本には『ダメージ』『めぐりあう時間たち』がある。
1985 年に監督した映画『ウェザビー』でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞。1998 年にはナイトの称号を得ている。
燐光群ではこれまでヘアーの作品を2本上演しています。
2005−2006年
デイヴィッド・ヘアー 新作連続上演
訳○常田景子 演出○坂手洋二
『パーマネント・ウェイ』
<民営化>と<安全>の、衝突。
劇作家が見た、鉄道事故の真実。
安全なはずの列車がなぜ脱線したのか?単純なことです。
列車は遅れていた。だからレイルトラック社は、速度を上げさせた。
あのシステムの問題は、誰もが責任転嫁できて、
誰も何の責任も感じないっていうことです。
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/permanentway.html
『スタッフ・ハプンズ』
ブッシュ、ブレア、パウエル、ラムズフェルド…………、
実在する政治家たちを登場人物に描く「ハイパー演劇」。
世界に衝撃を与えたドキュメンタリードラマ!
イラク戦争は、なぜ起きたか。
2003年夏、大量破壊兵器は見つからなかった。
ワシントン、ヨーロッパ、国連で、各国首脳の思惑が交錯する。
真実は、誰の手にあるのか。
「大義なき開戦」の裏面を明らかにする、鮮烈のポリティカル・フィクション。
※“STUFF HAPPENS”「ろくでもないことは、おきるものだ」とは
当時のラムズフェルド国防長官のイラク戦争に対するコメント。
『パーマネント・ウェイ』右:渡辺美佐子 左:大西孝洋
『スタッフ・ハプンズ』
手前右:猪熊恒和(ジョージ・W・ブッシュ大統領)
手前左:吉村直(パウエル国務長官)
奥:川中健次郎(ラムズフェルド国防長官)
「ザ・パワー・オブ・イエス」舞台写真
撮影:古元道広
公演は終了しました。ありがとうございました
ご来場ありがとうございます
坂手洋二
イギリスのナショナルシアターで発表された、デヴィッド・ヘアーのドキュメ ンタリー戯曲を上演するのは、これで3度目である。同シリーズの『パーマネント・ ウェイ』『スタッフ・ハプンズ』を上演してきた実績を買われてか、昨秋に新作『ザ・ パワー・オブ・イエス』が発表されるや否や、日本での上演を持ちかけられた。
私はこれまで、このシリーズのイギリスでの上演を観ていなかった。ロンドン じたい12年行っていない。本家ナショナルシアター版は、基本的に暗い素舞台で 語る俳優各々に照明が当たるというシンプルな形式で、その背景に、内容に関わる映像や字幕が映写されたと聞いた。イギリスでは知られている有名人たちが登 場人物のモデルになっていることもあって、「そっくりさん大会」的な楽しみ方も されているという情報もあった。
これまでの日本版上演では、『パーマネント・ウェイ』は、かつての事故現場を想起させる場所で鉄道の線路上をさまよう乗客たち、『スタッフ・ハプンズ』は、倉庫 に籠もって悪だくみをする怪しい奴らというように、オリジナル版にはない構造 を作りだし、場面・背景を具体的に作ることができたが、この『ザ・パワー・オブ・イ エス』も、特定の場所が舞台として設定されているわけではない。前二作を踏襲し て、日本版ならではのオリジナルの設定を考えても、どこかしっくりこない。
ちょうどこの3月、私は『屋根裏』のフランス版上演にまつわるイベントのため パリに招かれたついでに、ユーロスター経由でロンドンへ行った。そしてデヴィッド・ ヘアーのドキュメンタリー戯曲のイギリス版上演を、この『ザ・パワー・オブ・イエス』 で、初めて体験したのである。確かに、暗い素舞台で語る俳優各々に照明が当たる というシンプルな形式で、映像や字幕が多用されていた。劇中イギリスではよく 知られているか、それなりに名前を聞く人物が多々登場するので、 「そっくりさん」 ではないにしても、「みんなが知っている」ことを利用した「くすぐり」が多用され ていた。
結論は明解である。とにかく、今までのようにはゆかないということだ。ストラ イクゾーンは前二作よりも狭くなっている。ゆえに、日本版についても、独自のや り方を発見しなくてはならない。
考えてみれば、ナショナルシアターが劇作家に「世界金融危機はなぜ起こったか、 現在何が起きているのか」を舞台化するよう依頼したという、そもそもの成りた ちじたいが、この劇の根幹である。ヘアーは、銀行家、投資家、経済学者、国会議員、 新聞記者といった金融関係のキー・パーソンたちへの取材を重ねた。私たちも、作 者が「現実」に出会ってゆく過程、この劇の「構造」を通して、 「なんでもかんでも『は
い』と言わせてしまう力(The Power of Yes)」の正体に迫りたいと思う。