CHILDREN OF JEHOVAH'S WITNESSES

「フィリップスの未来」編


編者略歴

 私は両親双方が証人であり父親は現在も関東のとある会衆で長老として働いています。私自身は現在は証人ではなく正式に脱会届を出した者として発言しております。

 さて私が辞めた経緯について説明させていただきます。

 私が二十台前半に巡回監督の紹介によって同じ巡回区内の別の会衆に移動することとなりました。そこで会衆の長老のセクシャル・ハラスメントを目撃し、またその長老を中心として行われた多くの姉妹達に対する理不尽な審理事件(実際に排斥された姉妹や長老職やベテル職を追われた兄弟たちがいた)を目の当たりにし、この不正を正そうと、長老、巡回監督、日本支部、統治体の成員などに掛け合いました。しかし、そのことが一致を乱す行為として巡回大会でも取り上げられ、それゆえ公の叱責を受けることとなりました(現在でもその長老は会衆内で長老の立場を保っています)。

 その後、統治体の多くの不行跡を知り、もともと証人になることが自分のしたかったことでもなかった(親に押し付けられた)ことであることを再確認し正式に脱会しました。それで現在は宗教には何の関心も抱かない不可知論者で、証人について宗教的に見ようとはしません。また彼らの教理にも関心を抱きません。私個人の意見では彼らが真の神の組織であり、霊感を受けているという主張も彼らの「1914年終末説*1」以外何の根拠もありません。これもたまたまその付近(正確には10月1日と言っているが)に第一次世界大戦があったというだけのことですが、多くの年代の算出ゆえのまぐれ当たりでしょう。その証拠にこれ以外の多くの年代予測はすべて外れてしまっています。また1914年説も第一次世界大戦の方が先に始まったので、彼らの言う啓示(黙示録)の馬*2は白い馬(イエスの到来)より先に赤い馬(戦争)の方が走り出してしまったのですが・・・(ものみの塔の質問箱での答えは悪魔が誤魔化すためにやったと言います)。この1914年説が崩れてしまえば(つい最近自ら崩すような教理の変更を行ってしまったのですが)彼らの神の経路としての正当性を示すこれといった決め手は何もないわけですから。

 しかしそれでも多くの信者は信ずることでしょう。恐らく彼らはそこに何らかの論理的な結論を求めているのではなく例えば信者同士の温かい交流であるとか、一般社会では得られない地位であるとか、「真理」を知ったという満足感である等が必要なのかもしれません。その後から(彼らから見れば)論理的に見える説明がつけたされているだけなのかもしれません。しかし私にはそれら彼らの魅力とするものに何ら関心を抱きませんし、その論理に至ってはなおさらです。

 しかし証人の組織的な問題点には関心を払います。それは欠陥を持つ他の組織の問題と多くの共通点を持つものと見ています。またその中で悩む多くの証人の子供たちを自分のことのように考えています。それはかつての自分の姿でしたから・・・・・。

*1・・・聖書のダニエル書の七つの時がエルサレムの滅びに始まり、1914年10月に終わるという証人の根幹をなす考え方(当初はピラミッドの大きさから導きだされ、ハルマゲドンの年代とされた)。この七つの時がイエスの言う異邦人の時であり、その終わりが「終わりの日(期間)」の始まりであるという。ただエルサレムの滅びの時期が西暦前607年としているが、これは考古学上、無理な話で、その点を指摘した証人である歴史研究者は排斥処分にされた。

*2・・・黙示録に出てくる四騎士で白い馬、赤い馬、黒い馬、青ざめた馬が順に走る。証人の解釈では「終わりの日」に起きる事柄で、天での政権をとるイエス・キリストが白い馬の乗り手、戦争が赤い馬の乗り手となっている。しかし証人の解釈からすれば、赤い馬はフライングしている。 


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