精神科医を活用する方法 

”友人がうつ病と言われて精神科で治療を受けているが、気分の変化が激しい。どう接したらよいか。”  

 精神的な問題や病気がどのような性質であるかによって、ご本人の気持ちの持ち方も周囲の方の接し方もちがえるべきであることは言うまでもありません。薬がよく効き、精神科医の治療で症状がよくなりやすいうつ病については<どんなタイプのうつが精神科医の治療で治りやすいか>の項目で述べました。「うつ」というと性格や環境の影響が大きそうですが、このタイプのうつ病はそうではありません。あたかも体の病気であるかのように、治療を始めると3、4カ月で快方に向かうことが多いようです。このような薬がよく効くタイプのうつ病は内因性うつ病とか大うつ病とか呼ばれています。

これに対して性格や環境の影響が大きいタイプのうつ状態があります。こちらの方は<どんなタイプのうつが精神科医の治療で治りやすいか>の項目で述べたような特徴をもっていないことが多く、薬が効きにくいようです。数年以上にわたって続くこともまれではありません。うつ病という場合、内因性うつ病や大うつ病を指すことが多いですが、性格や環境の影響が大きいタイプのうつ状態を含めることもあります。

ご友人が「うつ病」と言われたとのことですが、上のどちらのタイプかによって接し方も今後の見通しも大きく変わってきます。また他の精神科の病気でもうつ状態になることがあります。

ご友人の「うつ病」という病名は誰から聞かれたのでしょうか。精神科医から直接、ご家族から、ご本人からのいずれかによって、少しずつ情報がちがってくるかもしれませんし、精神科医はご本人やご家族に対してはもう少し詳しい説明をしている可能性があります。

接し方については、親しいご友人であれば、心配していることを伝えて、一緒に精神科医の話を聞くことが最良と思います。ただ、ご本人(場合によってはご家族も含めて)の承諾がないと精神科医は病状についてご友人に話すことはできません。もし精神科医に会えれば率直に心配事を伝えて、接し方や今後の見通しについて質問して下さい。    以上

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