PXエンジニアリング紹介のページ
山崎範人 (やまさき・のりひと)
PX Yamasaki Enginnering 代表。大阪産業大学工学部
卒業後、日産ワークスの一翼を成すオーテックジャパンに
入社。グループC車両から電気自動車までありとあらゆる
ハイテク車の開発に携わり研鑽を積む。
スカイラインでN1耐久に参戦しているススキレーシング
にて実戦経験を重ねた後、生まれ故郷である東大阪に戻り
PXを発足。トップクラスのレースフィールドで得た膨大
なデータに裏付けされたPX理論によってチューンされた
車両たちは谷田部の最高速トライ、TI・セントラルなど
のサーキット、そして深夜のストリートバトルとあらゆる
ステージで最高級のポテンシャルを発揮する。
最近は自車R33GT-Rを駆り関西の名だたるショップが総
登場のオートセレクト主催の草レースを中心にあちこちの
草レースを荒らしまくっている。もちろん優勝多数、表彰
台の常連である。
しかしその実体はウインドサーフィンが趣味で将来はアメ
リカでヨットレースをやりたいと語る海が好きっな若大将
だ。しかしその実体はマイ・パスタマシンまで所有してい
て将来はイタリアでパスタの修行をしたいと語る麺類好き
のタランティーノだ。しかしその実体はやはりポートと燃
焼室とエンジンルーム配管とパーツ加工と燃調に非常にコ
アなこだわりを見せる三十路チューナーなのである。
PXのちょっと濃い話
・PXオリジナルアンダースポイラー開発事件
風洞実験によって開発されたアルミ製オリジナルアンダースポイ
ラーを深夜の某湾岸で実走テストしていた時のことである。
ダウンフォースの増加を確認し快調にハイスピード巡航を続けて
いると、ヘッドライトが切り裂く闇のど真ん中に突如トラックの
落としモノが出現!!・・・・避けきれずに接触してしまいフロ
ントスポイラーが割れてアンダースポイラーが外れた。
ところが次の瞬間!!
外れたアンダースポイラーが両側フロントタイアと路面の間に見
事に挟まってしまったのである。
いくらブレーキペダルを力いっぱい踏み続けてもリアブレーキだ
けではそう簡単に車速は落ちない。フロントタイアはいわばソリ
の上に乗っているかのように火花を散らしながら滑走を続けおま
けにハンドルは一切効かない!!
幸い他にクルマが居ない深夜でしかも長いストレートだったので、
脳裏を今までの人生が幼稚園、小学校、中学校、初めてのキスそ
して初めてのエッチと走馬燈のように駈け巡っているうちにGT-R
のスピードメーターはなんとか0km/hを指したので今日もおいし
くペペロンチーノを食べていられるわけだが、直前では240km/h
ほど出ていたそうでマジで怖かったそうだ。(そりゃそうやろ)
ところが転んでもタダで起きあがらないのがこのオトコだ。
オリジナルスポイラーの材質をアルミからグラスファイバーに変
更、しかも通常使われる繊維マットではなく、万一このような事
故にあった場合には細かくバラバラになるような材質とし、ユー
ザーの安全確保を図ったのである。
実際レース界では、パーツは決して路上に脱落しないように対策
するのは当然なのだが、万一脱落した際にはなるべくとっとと壊
れたほうが自分や他人が被害をこうむる確率が低いというのが常
識である。
ということでむやみに強度だけを確保したしかも外れやすいパー
ツを装着しているみなさんは充分注意してください。
ちなみに雑誌の広告などで「風洞実験により開発・・・」と書い
ているのを見るとついついホンマかぁボディに紙テープの切れ端
をいっぱい貼って前から扇風機で風を当てただけちゃうんかぁと
思いがちだが、PXの場合は上位レース関係者にいっぱい知り合
いがいるのでこのアンダースポイラーも○○という誰もが知って
いる超有名なレーシングコンストラクターメーカーの風洞を実際
に使って実験している。暴露癖が多分にある西尾だがこればっか
りは絶対に名前を出すなと念押しされたので書かないが、たいて
いのメーカーなら書いてしまう西尾がビビって書けないほどのデ
カいところだ。どうしても知りたいひとはMJ工場まで缶コーヒ
ー持参のうえ遊びに来てくだされば喋ります。
・ロードスターキャブセッティングコア事件
PXにロードスターがやってきた。キャブ化というオーダーであ
る。キットをお客さんが持参したのでリー即ツモという仕事のは
ずだった。
ところがPXは燃調に関しては非常にコアだ。
取り付ける前からキットのインマニの曲がり角度が1番2番だけ
キツイのが気になっていたPXでは、装着が終わるとイキナりエ
キマニの各気筒にA/Fセンサーを取り付けて実走しデータをロ
ギング。結果やはり1番2番の空気の流れが悪く空燃比が0.1
濃くなっていたのでジェットセッティングの変更により修正した
という。
その話を聞いてマッマニアや〜と絶句した西尾はといえば、いま
だに「エンジンがもっとガソリンをくれと言ってるのが聞こえる」
とワケのわからん基準で燃調をとっている。
・R33ノーマルデータ解析スーパーコア事件
西尾はよく知らないのだがR33のロムは読み出しが出来ないら
しい。PXもその壁に突き当たり、他の理由もあってR32のE
CUをしばらくは使っていたらしい。
しかし、ロムにコアなPXがいつまでも「読み出せないから触れ
ない」という状況に甘んじているはずがない。
資料をかきあつめてR33ロムは内部のプリント配線を一本切断
すれば読み出しできることを突き止めたPXは、早速ロムを歯医
者に持っていきレントゲンを撮影。それを元に問題の配線の位置
を割り出してコンピューター制御のNC(工作機械)に座標を入力し
オートメーションの極細レーザーでその配線を焼き切った。
5個ヤッたうち4個はダメになったが1個が見事に成功し、読み
出しが出来るようになったそうである。
あまりにコアすぎて西尾はついていけない。
最近のPX
PXでは10月のオートワークス谷田部最高速トライに向けて車
両制作中である。今回もまたお客さんのクルマでのトライだ。
今まで記録を出した車両もみんなお客さんのクルマで、谷田部か
ら帰ってきて「いや〜327km/h出ました」「おお〜そりゃ速い」
と言葉を交わしてお客さんはそのまま乗って帰ってその日の夜か
ら走りに行ったり、翌朝にはその前日に谷田部で327km/hを記
録したまさにそのクルマで会社に通勤しちゃうのだからえげつな
い話だ。
PXいわく「最高速トライが目標ではなくって、うちで作ったク
ルマの性能を確認する方法のひとつとして参加しているだけ」と
いうことなのでこんな話も当たり前のように話すのだが、谷田部
に集まるクルマのほとんどがショップのデモカー、いわゆる「谷
田部スペシャル」であることを考えると、PXの実力は恐ろしい
ほどの深さがあることに気付く。
なお今までの実績からいくと今回も良い結果を出してオートワー
クスのカラーページにデカデカと写真が載ることは明らかなため、
現在PXではMJを初めとする貪欲な関係者が自分のステッカー
をコッソリとフロントスポイラーに貼らないように厳戒体制で警
備している。
R以外の話もしようよ
さて、こんなふうに書いているとPXはGT−R専門店のようだ
が実はいろんなクルマをヤッている。
Rの次に西尾がよく見かけるのはNSXだ。足周りのセッティン
グについてはすでに何台もこなしており、今後はNSXのNAフ
ルチューンとターボチューンを企画しているようだ。
ホンダ車といえばPXメンテのインテグラRが先日のセントラル
の草レースで軽く優勝してしまい西尾はビビっている。PXvsM
JのNA対決というのは実はもう随分前から計画されているのだ
が、おそらく年末にはシビック対決が実現するだろう。しかしM
Jのシビックは天下のVTEC搭載EF9だがPXはEF3である。
つまりMJは勝っても当然だと言われ負ければウンコちゃん扱い
である。これでは意味が無いのでなんとかEF9を用意してクリ
ーンな勝負をしろというメールをみなさんPXに送って下さい。
なおPXのドライバーは当然山崎選手本人なので西尾が勝てるワ
ケがない。そこで西尾はクリーンな勝負を実現すべく鈴鹿シビッ
クレースのレコードホルダーの選手にPXが載っているオートワ
ークスを見せて「こいつ、こいつ生意気なんすよ一発ガツンとい
わしてやって下さいよ」とすでにお願いしてある。
いや〜年末のクリーンなシビック対決が楽しみだ。
GT−Rマガジン及びカーロード(関西地方誌)に掲載されている
ものと一緒です。
なお巻末に連絡先が載っていますので、PXにエンジンチューン
やセッティングをお願いしたいひとはドシドシ連絡して下さい。
特にデータロガーとイミュレーターを駆使しての現車合わせ燃調
セッティングは基本料金9万円で、内容を考えるとめちゃくちゃ
安いです。
プライベートまたは他のショップチューンでセッティングに行き
詰まっているなどの相談も歓迎だそうですからお気軽にどうぞ。
なおその場合はPXに恩を着せるため必ず「MJマガジンで見た」
とヒトコトお願いします。