現代画報に掲載された、メアリピアノボーカル教室代表・鴻江メアリ先生と
山下規介さん(NHK大河ドラマ「徳川吉宗」、
「クイズ・ヒントでピント」などに出演、父はジェームス三木)との対談です。


鴻江メアリ先生
山下規介さん



子供から大人まで楽しく学べる理想的な音楽教室


最近、大人になって音楽教室に通い始めるようになった人がふえているという。
その理由は、例えば「ピアノを弾きたい」「歌をうまく歌いたい」など様々だが、
確実に音楽の魅力に目覚めた人が増えているのは事実だ。
音楽教室で学ぶというのはどういうことなのか、
メアリピアノボーカル教室の鴻江代表に、俳優の山下規介がお話をうかがった。



山下 音楽教室にもいろいろありますが、こちらメアリピアノボーカル教室さんは、ずいぶん幅広いジャンルを手がけていらっしゃるのですね。
メアリ先生 以前から教室をもちたいという気持ちはありましたが、同じもつなら、ユニークなものを、と考えておりまして(笑)。クラシックからポピュラーまで、そしてお子さんから年輩の方まで、ジャンルも年齢も関係なく、一人でも多くの方に音楽の魅力を味わっていただきたいと、こう考えたのです。
山下 現在、何名くらいの生徒さんがいらっしゃるのですか。
メアリ先生 90名ほどです。スタッフは4名で、アメリカでジャズを勉強してきた姪も手伝ってくれています。私は、プロの演奏者の方に対する指導を行い、他の2名は、お子さんや、大人になってから音楽を始めたという方の指導にあたっています。また、プロデュースの仕事も手がけておりますし、私自身、月に1回、東京で演奏活動をしております。
山下 趣味の多様化、あるいは余暇の過ごし方が充実し始めて、最近では私くらいの年齢から音楽を始める,という方が増えているようですね。
メアリ先生 ええ。歌を習いにみえる方もいれば、ピアノのレッスンを受けにみえる方もいますが、日ごろのストレスを発散するのには、歌が一番良いようです。大きな声を出すのが一番。ここでは、教室に入ってくるところから発声練習が始まり、「お早ようございます〜♪」と歌うようにして挨拶してもらっています。
山下 それ、いいですね。気持ちが明るくなる。
メアリ先生 でしょう?最近はあまり元気のない方でも,1ヶ月も続けているうちに元気が出て、気持ちがとても前向きになるようです。
山下 よく、ストレスを発散するためにカラオケに行く、という話を聴きますが、確かに大声を出すのはいい。けれどこちらのような音楽教室に通い、正しい発声法や歌い方を学んだ方が、なお良いですね。
メアリ先生 また、歌には歌詞の魅力もあります。外国の歌にも、良いものはたくさんあるので、日本語に訳して歌ってもらっています。それが思いのほか、好評で、旋律の調べを楽しむだけではなく、歌詞がもつ物語性や背景などを感じることができ、立体的に歌を楽しめるようになると、喜んでいただいています。素敵な曲が多すぎて,どれから紹介しようか困ってしまうほど(笑)。けれど、「この人にはこの曲を歌ってほしい」と思ったりして、曲選びは楽しいものです。
山下 大勢いる生徒さん一人一人の事を、考えていらっしゃるのですね。
メアリ先生 もちろんです。同じ音楽を愛する同志として、楽しんでいただきたいですからね。
山下 そうした細かい配慮が、幅広い年齢層の方に、こちらが支持されている要因のようですね。




子供から大人までみんなで楽しむ




山下 何歳のお子さんから指導されているのですか。
メアリ先生 3歳からです。「三つ子の魂百まで」というように、幼い頃に身につけたことや経験した事は、大人になっても引き継がれます。幼い頃から音楽の楽しさや素晴らしさに触れていれば、自然と感性も磨かれ、センスも高められていくことでしょう。何より、気持ちが穏やかになる筈です。
山下 日常には、様々なリズムが存在しているでしょう?時にはそのリズムに乗ることも大切ですが、不快なものであれば,敏感にそのことを察知し、自分のリズムで行動できなければなりません。仕事柄、音楽に深く携わっている方とお会いすることが多いのですが、皆さん、人生においても「音感」が優れているようです。
メアリ先生 子供の時から音楽に親しむのに越したことはありませんが、大人になってからでも、決して遅いということはありません。音感が養われるばかりか、それまで歩んできた人生が、歌とシンクロすることによって増幅され、ますます価値あるものに高められてゆく、ということもありますから。
山下 若い人のように器用にはできないかもしれませんが、大人になってから楽器を学ぶのも良いですね。ピアノを弾けるお父さん、なんて格好良いですもの。
メアリ先生 最初のうちはうまく弾けなくて、ストレスがたまってしまうかもしれませんけど(笑)。そんな時は・・・
山下 好きな歌を歌って、ストレス発散ですね。
メアリ先生 ええ、その通りです。





いろいろある音楽の楽しみ方




山下 音楽というのは、年齢に関係なく楽しめるのが良いですね。
メアリ先生 子どもには子どもの、お年寄りにはお年寄りの楽しみ方がありますから。年代によって完全に区分されるのではなく、年代を越えて楽しむことができるのが魅力です。
子どもが手が離れると、途端に人生の目標を失ってしまうという方がいらっしゃいますよね。社会の構造にも問題があると思いますが、日本では、なかなか自己を発露する場がもてません。欧米のように、例えば地域の社会活動に参加するとか、ボランティアをするという仕組みにはなっていないのです。けれど、何かきっかけがあれば、それは可能だと思うのです。歌は、その「何か」の一つになり得るのではないでしょうか。実際、老人ホームの慰問にうかがい皆さんが歌詞を覚えている曲を演奏したりと、一種のボランティア活動を行ったこともあります。自分が好きな音楽が、自分の中だけで完結してしまうのではなく、他者まで幸せにする---こんな素敵なことが、他にあるでしょうか。
山下 音楽は、世代間のギャップばかりか、自分の心の隙間をも埋めてくれるのですね、
メアリ先生 年齢も性別も問わない共通の言語、それが音楽じゃないかと思うんです。もちろん、そんな堅いことは抜きにして、純粋に音楽を楽しめれば、それで良いのですけど。
山下 メアリピアノボーカル教室さんでなら、自分に合った音楽の楽しみ方を発見できそうです。
本日はありがとうございました。








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