About Racal RA-1796 HF/VHF/UHF Receiver

概要
Racalの6830が欲しかったがデイトンで見つからずJAのハムフェアーでは高すぎて手が出なかった。
ヤフオクでこのRA-1796を見つけ何とか落札できた。
この受信機は、英国Racal 社で1985年から作られた。
2MHzから1GHzまで受信可能でANT入力は、2MHzから512MHzと512MHzから1GHzの2個のN形接栓が付いている。
オプションは、HA/S2/S/0
Indicator
表示部
CH (100CH), 周波数 (10Hz読みとり), LEDのメーター, BFO周波数,BW, MODE, スケルチ表示, Fault表示
Keypad
キーパッド部
stepは、9/6.25/12.5/25/50/10kHz
tuning stepは、10/30/100/300Hz/1/3/10/30/100 kHz
BWは、0.3/1.2/3/8/15/30kHz Xtal Filter, 300kHz LC Filter
Upside
上から見たところ
Downside
裏面
マイクロプロセッサーは
メインCPUは、クロック5MHzのCDP1802です。ROMのFirmware
は、ISS.04 8849。
BITE(Built-in Test Equipment)により受信機の自己診断ができるらしいが手順が解らず。
不良がCH番号で出るが読み方も解らず。02と05がLと出ます。
回路は
高周波増幅無しのトリプルコンバージョンでIFは 1st IF HF/VHF
661.4MHz, UHF 181.4MHz、2nd IF 21.4MHz, 3rd IF 1.4MHzです。
HF/VHFとUHFは別々のMixerとなっている。
受信周波数は2MHz〜1000MHzとなっている。下限の制限が無いのでBC帯も良好に受信できる。
モードは、USB/LSB, FM, CW, AMで 100CHのメモリープリセットが出来る。メモリーは、スキャンが出来る。
周波数は、直接ダイアル制御のほかキーボードから入力できる。
入力は、HF/VHFは直にMixerに入る。UHFは内蔵プレセレ付きでその後に512〜1000MHzのBPFが入っている。
1st IFの661.4MHzのRoofing Filter(LC Filter)は帯域幅3MHzです。
1st Mixerは、DBM(SRA-220)、1st LOCAL OSCは、HF,VHF/661.4MHzから1173.4MHz、
UHF/693.3MHzから1181.4MHzで+5dBm出力となっている。
( FLO1/HF,VHF= IF1 661.4MHz + f0(0〜512) // FLO1/UHF = IF1 181.4MHz + f0(512〜1000) )
2nd MixerのDBMは、SRA-212でLOは、640MHzとなっている。IF2 21.4MHz
3rd Mixerは、1596でLOは、20MHz, IF3 1.4MHzになっている。
IF2 21.4MHzの出力(帯域幅3MHz)が出ている。これをSDUに入れて使っている。WJのSDUが使える。
SDU:Spectrum Display Unit 要するに簡単なスペアナです。
UHFは、181.4MHzのRoofing Filter(LC Filter)で帯域幅10MHzです。
21.4MHzの2nd IFには、STCの15kHz と30kHz 2個のXtal Filterが入っている。300kHzはLC。
1.4MHzの3rd IFには、0.3, 1.2, 3, 8kHzの4個のXtal Filterが入っている。
シンセサイザーは、PLLで5MHzのオーブン入り基準発振器(OCXO)でコントロールをしている。
ここに外部OSC(1, 5, 10MHz)をロックさせることが出来る。
出力は、ライン出力の600ΩとSP用に8Ωが出ている。
RF入力は、10から100の指示をする。dBuで校正されている。
デスプレイーは
ダイアルのステップは、STEPを押しテンキーで決められたステップになる。
テンキーの1/2/3/4/5が9/6.25/12.5/25/50kHz、6から9が10kHz、0がlockになる。
またTUNEを押しテンキーを押すと決められたステップになる。
1/2/3/4/5/6/7/8/9が10/30/100/300Hz/1/3/10/30/100 kHzになる。
テストを押すとLEDの表示の点灯試験をする。この時CH+ENTを押すとBITEが始まる。
モード/BW/DWELL/BFO周波数が表示される。
SQUELCH:スケルチ調整用(Sメーターを見てスケルチ感度を指示できる)
操作は
IF, AF, GAIN, SQUELCH
IF GAINは、SQUELCH ONの時のみ動作.
MODE AM/CW/USB/LSB/FM/TEST
TESTはLEDの点灯テスト
BW 7個のFILTERが入る。(AM/CW/FM)
AM,FM,CWは、0.3/1.2/3/8/15/30/300
kHzが選択できる。
SSBは、3kHzのみになる。
AGC時定数 SLO/MED/FASTをモードごとに切り替えている。
UP/DWN 周波数、メモリーCHのU/D用
BFO キャリアSHIFT周波数でこれがビート周波数になる。(CW MODE)+-6.9kHz
TEST LEDの点灯テスト、CH 数字 ENTでBITE用か
RECALL 元に戻し用
STORE STOREを押しながら CHの数字を入力。STOREを放す。これでメモリー書き込み
メーター RFのメーター10〜100
周波数入力方法
メインダイアルから
TUNE RATE(10Hz〜100 kHz)またはSTEP(9〜50kHz)を指定してからダイアルを回す。
tune,step共なにも表示しない。1から0でそれぞれの数字に対応する。0はLOCK。
RACALの6790の1kHz, 30Hz, 1kHz位のTUNE RATEと同じような値。
キーパッドから
FREQUENCYボタン→テンキー入力→ENTで入力。
その後TUNEを押すと10Hzステップで変化・・・RA1792の操作と同じです。
メモリー使用方法(100CH)
STOREを押しながらCHの数字を入力、STOREボタンをを放す。でメモリー書き込み。
読み出しは、CHボタン→メモリーCHの数字を入力→ENTを押す。
・・・これもRA1792の操作と同じです。TNX 7N3SDM、mochi-pさん
この状態でMODE, BW, BFO, FREQUENCYを変えるとメモリーCH表示が消える。
メモリーは、前に操作したCHを覚えていない。これが使いにくい。
メモリーで受信中にダイレクトにCH数字を入れるとそこへ飛ぶ。
スキャン操作は、
スキャンのDWELLは、スキャン中に数字を押す。
周波数スキャン
UP/DWNボタン→そのとき設定されたステップで変化する。でもSQUELCHで止まらない上限下限の設定解らず。。
チャンネルスキャン
UP/DWNボタン→そのとき設定されたCHからU/Dする。しかしメモリー表示が変わるだけ。実際は、受信してない。
希望のCHでENTを押すと受信する。
Racal RA1796 HF/VHF/UHF SSB Synthesized Receiver Specifications
| Frequency Range | 2MHz to 1000 MHz, 2band 2MHz to 512MHz, 512MHz to 1000MHz |
| Resolution | 10 Hz -- tuning steps 10/30/100/300Hz/1/3/10/30/100 kHz step 9/6.25/12.5/25/50/10kHz |
| Readout | 13 digit Red LED Display readout -- FREQ/BFO +- 7.79 kHz to 10 Hz >--/CHANNEL Mode/BW RF meter |
| Conversion Type | Triple Conversion -- 181.4MHz 1st IF -- 21.4MHz 2nd IF -- 1.4MHz 3rd IF |
| Stability | 1 parts in 10 to 7th (TCXO) 5 MHz, external outlock 1 MHz, 5 MHz, 10 MHz |
| Mode | USB -- LSB -- AM -- CW -- FM -- pulse |
| Sensitivity | 0.2uV/-121dBm in 0.3 kHz CW, 0.6uV/-111dBm in 3 kHz SSB, 2.5uV/-99dBm in 8 kHz AM, for 10dB s/n ratio |
| THIO | 0dBm |
| Selectivity | Xtal Filters SSB 3 kHz AM/CW/FM 0.3/1.2/3/8/15/30 kHz@-3dB 300kHz is LC |
| Remote Control | IEEE 488 |
| Power | 13.8V 4A |
| Dimensions | 39cm (15.4") wide -- 22cm (8") high -- 40cm (15.7") deep -- 22kg (46.2lbs) ruggedized for EW use |
使ってみて
色々不良現象が出てジャンクです。
1.FAULTが点灯しているが原因が解らない。 02, 05がNG CPU取り替えたがNG。
2.チューニングの高い周波数(2から512MHz帯で450MHz以上, 512MHzから1000MHz帯で900MHz以上)で局発が止まる。
PLL回路不良でVCO電圧が最高電圧に飛ぶ。
・・・VCO入力にツェナーDi を入れた。ツェナー電圧で最高周波数が制限される。
まったく受信できない。
プリスケーラーのSP-8786Aの入力が低く働かない。8786は500個単位でしか買えない。
BFR91/2段の増幅段がおかしいか、LOが低いと思われる。
プリスケの前に秋月の600MHzのアンプを入れた。
3.LOが不良なのか62.5kHzおきに子供が受信される。+-500kHzまで
4.2から512MHz帯の感度が25dBほども悪い。5uVがやっと。
・・・修理完了。
1st IF のポストアンプのバイアス不良でセルフバイアスにしたがNG。Tr不良と判定。
ポストアンプをHEMTに交換した。
5.プロ用なのかSlow AGCの時定数が6秒も有りハム用のSSBで使いにくい。
前の局が強いとAGCレリーズの間(6秒間)弱い信号がマスクされる。
・・・時定数の15uFを0.9uFに変更した。
6.BWで6kHz、75kHzが欲しい。(VHF航空無線用、FM放送用)
ステップで5kHzが欲しい。(HF放送受信用)
毎日発見があります。Hi
上位機種のRA-1796Aは、軍用名R-2480/ULQ-19(V) ジャミング装置の1部として組み込まれた。
DL, VEからマニュアルの入手問い合わせ有り。誰か入手方法教えて下さい。
最近 (2007.6) RA-1794Aのマニュアルが入手出来た。少しはメンテ、操作に役立つかな。
2008.12 感度を測定した。
CW, 0.3kHz, BFO 650Hz, 10dB s/s+n
29.9MHz -128.4dBm
149.9MHz -124.4dBm
399.9MHz -130.4dBm
450 MHz -131 dBm
512.1MHz -128.4dBm
900 -115.4dBm
ポストアンプにHEMTが入っているので感度が上がっている。(cf-121dBm)
Wanted! RA1796 technical manual
RA-1796Bについて About RA-1796B Receiver from HP of DH4PY

RA 1796 B is a synthesized allmode- HF/VHF/UHF-
receiver from 500 kHz to 500 MHz, built by RACAL.
Frequencies are selected via the numeric keys.
Frequencies can be scanned in programmable frequency
steps or switched on by hand by up/down keys.
A certain band between two given frequencies
can be scanned, search stops at signals.
And much more...
Frequency range:
500 kHz ... 500 MHz
Technical data:
Channels:
100; programmable with mode and bandwidth.
The values can be changed without changing the receiving values valid at
the moment.
Marked channels can be scanned in variable
time steps between 64 mS to 10 s.
Warm-up time:
6 Min
Modes:
CW (A1A)
MCW (A2A)
AM (A3E)
FM (F3E)
SSB ( R3E, H3E, J3E, R2A, H2A,
J2A )
IF- out:
21.4 MHz (IF2) @ 3 MHz bandwidth,
output signal depends on input signal;
1.4 MHz (IF3) , 100 mV r.m.s
@ 50 Ohm (not while on SSB).
Video out:
1 V peak/peak @ 75 Ohm , AM-
signal 30 % modulated.
Bandwidth:
300 Hz
1.2 kHz
3 kHz (used always on SSB)
8 kHz
15 kHz
30 kHz
300 kHz
Audio output / impedance:
200 mW; line out 1 mW / 600 Ohm
Frequency steps:
in HZ : 10, 30, 100, 300 Hz;
in kHz: 1, 3, 10, 30, 100 kHz
Antenna connector;:
N, 50 Ohm
Voltage needed:
11 .. 30 V
Consumption:
60 W
Measurements and weight:
H 205 x B 390 x T 400 mm ; 22
kg
Other:
Remote-control possible
RA1796とRA1796Bの違いは
1.メインダイヤルが”B”には無い。
2.周波数が”B”は、500MHzまで。
3.UHFプレセレ基板の所に延長基板が
4.RA1796Aは1796の後継機
5.RA1794Aは、RA1796Bと同じ。発注元が違うのか?NATOとカナダ軍?
US e-bayを見てたらRA1794Aってのが出ていた。
周波数が2MHzから512MHzでダイアル可変無し。RA1796Bとほとんど同じ。
新品だった。
同時にVHFフィルターも売っていた。(MA-4091,SU-420) 2006.9.26

Links
DH4PYのHP RA1796Bほか受信機多数
RA1794Aのマニュアルはここで