さおりんといっしょ「雫」レビュー

「もう泣かないって、約束したのに」

リーフVNS「雫」レビューページ


「雫」にどっぷり浸かった泉がおとどけする

「雫」レビューページです

晴れた日はよく電波が届くので、ちょこっと加筆しました

まあ、ネタバレですが、見てやってください。


こうしんび 9ねん2がつ23にち

作品について
登場人物について
書き置きコーナーへいくん


作品について

 主人公、長瀬祐介(あなた)はとある私立の高校生。これといった能力もなく、
自閉症気味で友人もいない彼は、繰り返される退屈な日常生活に嫌気がさし、
社会そのものへの敵意さえ抱いていた。そんな彼を満たす唯一の方法が
「妄想」であった。彼がいつものように破壊の妄想にふけっていたある日、
あの、事件が起こった、、、、

この作品のメインテーマは「狂気」です

 「雫」は、わたしがリーフ作品にのめり込むきっかけになった作品であり、
えっちソフトハウスとしてリーフが一躍有名になった作品でもあります
とにかく、主人公が感じている「狂気」が、非常にリアルであること、これが
この作品の良さであると感じています。
 単に「いかれた奴」を描いている作品は多く見うけられますが、この作品中の
登場人物のいかれかたには、共感するところが非常に多いのです。
色褪せた日常の中で、誰でも持ち合わせているであろう「破滅の衝動」
「狂気の扉を開く欲求」、すべてを、自分自身でさえ、壊してしまいたい欲望。
その欲望と戦いながら、壊れかけては癒され、癒されては壊れかける
人間の弱い心、、、そんな心の動きを、思春期の少年の心を通して、伝えてくれます
 結局、彼はヒロインとの出会いを通して、日常に再び色彩を取り戻し、つまり、
一人の人間としての成長を遂げ、「狂気の扉」は遠ざけられるわけですが、
われわれの「狂気の扉」は、どうなるのでしょうかね、、、

 ちなみに、98を持ってたころ、いちどこの作品をやりました。98がいかれ、win95の
ノートを買ったとき、95版を買って、またやりました。
後にも先にも、同じソフト2回も買うなんて、これくらいしかないんじゃないでしょうかね

登場人物について・・・攻略法とかもあわせてお伝えします

そのいち  藍原 瑞穂(あいはら みずほ)

 「生徒会書記を務める内気な生徒。17歳。普段は大人しく発言も少ないが、
時として意外に頑固な一面を見せることもある。童顔にメガネ、くせっ毛。
事件の発端である太田香奈子とは中学以来の無二の親友であった。そのことが
きっかけで、奇妙な事件へと巻き込まれていく。土壇場では勇気を持って
行動してくれる。(取説)」
通称:みずぴー
 私の一押しのコなのですが、なぜかファン投票では3位、ふるいませんでした。
ショートカット、メガネ、ちーさな体、おまけに護ってやりたくなるような性格
めちゃたれ目・・と、私の趣味はさておき、作品中いちばんまともなコです。
思い余って状況をわきまえない行動にでることが多いです、事態を悪化させる
能力は人並み以上です。みずぴーのの照れたしぐさと涙を拭くしぐさが、最高!
 るりるりと会わない、あるいは嫌われた上で、さおりんの申し出を断れば自動的に、
るりるりと会った時は、さおりんの申し出を断った上でみずぴーの申し出に応じれば
みずぴーストーリーに入れます。基本ルートは2つ。キーは「オルゴール」です
太田香奈子との思い出のオルゴールをどう扱うかが運命の分かれ道になります
 ちなみに、バッドエンド、ハッピーエンドいずれの場合も、みずぴーはめちゃめちゃに
されてしまいます。彼女にフツーの初体験をさせてあげたいひとは私以下、けっこう
多いと思うのですが、、、また、ハッピーエンドでは、壊れてしまった太田香奈子嬢に
感情回復の可能性を覗かせる場面があり、ほんの少しだけ救いがあります。
 そういえば、みずぴーシナリオでは、二人はほんとに無力な一般人なのですよね。
パンぴーとして、「自分自身ではどうしようもない状況」に立ち向かい、結果、
「道が切り開かれてしまう」ところ、非常に感情移入できるところです。ハッピーエンドで
もっとも病院送りが多いんですよ、4人。結局、何もできないんです。壊れた太田香奈子の
唯一の言葉「ミズホ、ゴメンネ」が、深くココロに突き刺さります。親友の必死の言葉に
やさしく声をかけることしかできない瑞穂とそれを黙ってみているしかない祐介。それでも
日常はまたやってくるんです。欲を言えば、そこらへんのジレンマにも触れてほしかった
ですね。単なる反抗期と流してしまうラストだけがちょっと残念でした。
 また、唯一、るりるりに会わないでハッピーエンドが見られるコです。貴重ですね

そのに  新城 沙織(しんじょう さおり)

 「バレーボール部所属の明るい性格の生徒。17歳。おしゃべりで話し上手。
コロコロと表情を変え、見ていて飽きない女の子である。ロングヘアーでつり目がち。
ある重要なことについての唯一の目撃者として、物語の渦中へと巻き込まれていく。
本人は強く否定しているが、実は○○○が大の苦手。(取説)」
通称:さおりん
 「雫」の重苦しい雰囲気から見事にはずれた、ぶっ飛んだコです。そこらへんが
うけてか、ファン投票ではぶっちぎりの1位、リーフのマスコットキャラとしての
地位を確固たるものとしつつあります。「オッス、オラ、サオリ!」がたまらないですね
 るりるりに会おうと会わなかろうと、さおりんの申し出に応じればさおりんストーリーを
楽しめます。基本ルートは3つ。さおりんプレイでは事件の解決にるりるりが不可欠
ですので、序盤でるりるりに会い、好かれていないと絶対にハッピーエンドはみれません
勢いに任せて突っ走ると、さおりんのえっちはおがめません。慎重派の人は、ふふっ。
 月島拓也の毒電波に侵され、すっかり欲情してしまいますが、一応合意の上で
やっちゃうわけですので、比較的傷は浅いですね、みずぴー好きの私としては
悔しい限りです。発情したみずぴーが見てみたい、、、いや、今のなしね
 バッドエンドでは、月島拓也に体の自由を奪われ、自殺させられてしまいます。
ハッピーエンドとバッドエンドの落差は一番です。一番泣けるエンドでしょう。
壊されていく祐介の、現実逃避的な沙織とのやりとりに、たまらない悲しさを覚えます
 また、ストーリー中で、さおりんから「狂気」についての話があります。だれでも、平坦な
日常に狂いそうになっている。そんな彼女の内面の吐露がいい味だしてます。
特に、「狂気」なんて言葉とは無縁におもえる彼女から話させるところ、非常に印象的
です。彼女の明るさが、日常にから逃れて非現実を求める心の弱さに裏打ちされている
事実を知ると、とたんに彼女が体温を持った人間に感じられてきます。おそらく、彼女の
人気の秘密はそこらへんにもあるんじゃないでしょうか。

そのさん  月島 瑠璃子(つきしま るりこ)

 「17歳。主人公は、去年同じクラスだった彼女にほのかな思いを寄せていた。
当時、いつも本を読んでばかりだった彼女は、まさに深窓のお嬢様といった感じの
美少女だったが、主人公が再び出会ったとき・・・。(取説)」
通称:るりるり
 「雫」の真のヒロインの、電波少女るりるりです。ヒロインがのっけからイっちゃってます
あぶねーソフトですね。いきなり「電波の受信」はないでしょ、るりるり。でも、いいのかな
祐介、るりるりのキチガ、、、いやいや、電波カップルってのも、電波投げ、とかいって。
 るりるりストーリーにはいる条件は、るりるりの電波ばなしを、正直に受け止め、
うそをいわないこと、さおりんとみずぴーの申し出を両方とも断ることです。
まず、さおりんから得た情報の選択で、2番の「体育館付近で怪しい人影を
見た」を選択しないと、絶対にトゥルーエンドにはいけません(わかってるって)
 あとの分岐は結構多いです、難しいところは、さおりん、みずぴーのピンチに
乗り込んで行くかどうかのところです。大抵は慎重派でいきますが、ここだけは×
その後は、るりるりを欲望のままに汚すか、我慢し続けるかで分かれますが、
前者ではどうにも救いのないラストになってしまいます。扉開いちゃってますね、祐介君
後者では一回悲しいトゥルーエンドになります。拓也、瑠璃子兄妹ともに入院しちゃいます
そのあとでは、ラスト直前に選択肢が増えます、そこで初めてハッピーエンドの
扉が開くわけです。ここらへんのフラグ立てはリーフ独自のところではないでしょうか
セーブ無用のゲームって、このごろあまりないですからね、何度も通してエンドをみないと
真実が見えない=セーブの意味がないシステムでありながら、飽きさせない。
リーフのソフトって、すごいと思います。
 ちなみに、私としては、るりるりHappyより、一歩前のトゥルーエンドのほうが好きです
やっぱ、この作品で、みんな救われる(太田香奈子嬢除き)エンドは、あいませんね。
わたしとしては、るりるりと祐介は心の底まで分かり合うことはできても、互いを求め合い
愛し合える存在にはどうしてもならないと思うのです。瑠璃子という存在は、誰かのものに
なってしまうことで、狂気への道先案内人としての色が褪せてしまう感じがします。
 でも、、るりるりって、実の兄、月島拓也に犯されて、あっちの世界に片足突っ込むことに
なった、悲しい過去を持っていることが次第に分かってくると、どうも情が移ってしまいますね
てなわけで、真のヒロインが非処女という、深い業をおった彼女です。合掌。

そのよん  太田 香奈子(おおた かなこ)

 「主人公と同じクラスの生徒で生徒会副会長を務めている。17歳。
ある日の授業中、彼女は突然発狂し、自らの爪で顔を血で濡らした。それが事件の発端に
なる。藍原瑞穂とは、中学の頃からの親友である。(取説)」
 いきなりのキチガイ娘です。結局、月島拓也に「壊された」被害者だったんですが、
みずぴープレイ以外では、悪役として立ち振る舞うことが多い、損な役回りです
その筋では、瑞穂&香奈子ということが取りざたされますが、私は絶対認めません。
あと、サイドストーリーでは、本編とは一味違った彼女が見れます。そちらもお楽しみです

そのご  長瀬 源一郎(ながせ げんいちろう)

 「主人公の叔父。38歳。主人公の通う高校で現代国語の教師を務めている。
 今回、学園で発生する事件の学校側の担当者である。(取説)」
祐介を事件に巻き込んだ張本人、お気楽屋であるが、頭は切れるようです。
序盤にしか登場しないので、影はうすいかも、サイドストーリー向きですね
リーフファンからは「長瀬のオヤジ」として親しまれているようです。

そのろく  月島 拓也(つきしま たくや)

 「主人公より一学年上の生徒。18歳。前生徒会長であり、成績優秀、性格も温和で、
生徒のみならず学校側からの信頼も厚い。現在は進学先も決まり、卒業を待つだけ
である。月島瑠璃子の実の兄でもある。(取説)」
 この事件の首謀者である。るりるりと交わったことで、電波を操る能力に目覚め、
電波によって他人を支配する喜びにとらわれるようになる。主人公より先に
「狂気の扉」を開いてしまった人。家庭環境に問題があり、歪んだ愛を抱いてしまった
悲しい人でもあります。るりるりハッピーエンドでのみすくわれます。
サイドストーリーでは、自ら「チョイ役」として登場します。

そのなな、はち  吉田 由紀・桂木 美和子(よしだ ゆき・かつらぎ みわこ)

 「生徒会役員。ともに17歳。由紀は明るくおちゃらけた性格で、美和子は気弱で
赤面症な性格の持ち主。(取説)」
 とってつけたような紹介ですが、それもそのはず、本編では月島拓也に操られ、
えっちな行為にふける女の子としてしか扱われていません、一番情けない役回り
ですね。ストーリーによって、救われるか救われないか結末が違います。
いやですね、とばっちりって。


書き置きコーナー

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「雫」関係のページとか、知ってたら教えてください

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