森に石窯を作る

このコーナーの最終更新日 1998.1.10

石窯を作ろうと思ったのは'92年頃。
ある雑誌に、耐火レンガで作ったパン焼き窯が載っていて、
それを見てから「パン焼きの石窯を作ろう」と考えていました。
とりあえずパンも焼けてバーベキューもできてという
欲張りなことを考えた結果が「かまど製作記」です。
しかし、やはり石窯だ! ということで、'96年5月から作り始めています。
なかなか製作にかかれる時間がないのと、
設計に手間がかかっていることで、
100%完成にはまだもう少し時間が必要そうです。
とりあえず、火を入れてパンを焼くことができるまでになりましたので、
そこまでの記録を載せていきたいと思います。


穴掘り

場所決めと穴掘り

    場所は、かまどを作った奥に、斜めに配置するようにしました。
    バーベキューの準備をしながら石窯の様子がよくわかるように。
    穴掘りは、木の根っこや石が邪魔して結構重労働です。
    とりあえず四角い穴が掘れました。
    手前と奥に、新しい軽量ブロックがスタンバイしてあります。
    左手前のかまどは雨が降りこまないように木のふたをしてあります。

土台1

土台の仮組み1

    手前の平らな所に土台の仮組みをしてから、穴の中に置きました。
    かまどの後ろにあるダンボールの束は、軽量ブロックを運ぶときにクッションにしたものです。
土台2

土台の仮組み2

    掘った穴の中に仮組みした図。
    まだ置いてみただけです。
土台3

土台の仮組み3

    土台の上に軽量ブロックでふたをして、うまくふさがるかどうかを確かめています。
    写真は手伝いに来てくれた斎藤さん。

模型

石窯のレンガを模型で組む

    実際の石窯部分である耐火レンガをどう組むかを、レンガと同じ寸法比の木片を使って検討中です。
    しかし素人でもできて、崩れにくい石窯を設計するのは意外と大変。
    試行錯誤の連続です。

土台ちゃくちゃく その1

    ちょっと工程が飛んでしまっているような気もしますが、もうだいぶ軽量ブロックが積みあがっている状態です。
    というのも、途中の写真が見つからないので....
    見つかり次第途中を追加しますのでかんべんしてね。
    こちらが窯の正面になります。
    最終的に石積みをするときに、その石を支える部分として、左右に土台を拡張中です。

土台ちゃくちゃく その2

    左右の拡張部分もセメントで固定した状態です。
    なんだか奥行きより幅のほうが広いような気もしますが、気のせいではありません。
    これは、窯をアーチ型にした場合に、アーチが広がろうとする力を受けるための支えを設けるためです。

かまどの土台

    さて、やっと耐火レンガの登場です。
    この写真はまだ仮置きの状態で、微妙なレンガの大きさの違いを、レンガをとっかえひっかえ調整しているところです。
    かまどの時のように耐火レンガは2段積みにする予定です。
    このあと、1段目のレンガは普通のセメントで固定しました。

側面立ち上げ

    2段に耐火レンガを積んだ後、側面を積みました。
    すでに「かまど製作記」をご覧になった方は、
    なぁーんだ同じじゃないかと思うでしょうが、同じです。
    しかし、ここからが違うのです。
    奥の壁は1段しかありませんが、これはあとでちゃんと作ります。
    手前もかまどと違ってちゃんと口をふさげるようにします。
    屋根はアーチ。よく燃えるハズの煙突付きになるはずです。

アーチの支えを作る

    側面の上にアーチを支えるためのレンガを固定しました。
    ここは直接火が当たらないのと大きさがちょうど良かったので、赤レンガ(ヨーカンなどと呼ばれている普通のものより細いもの)を使いました。

アーチの木型を作る

    アーチが固まるまで下から支えるための木型を、形や高さを微調整しながら作りました。
    この上にアーチ型にレンガが並ぶことになります。
    アーチを作ってから焚き口を作る予定なので、木型の台は大きさを気にせずにブロックやレンガなどを組み合わせて作りました。


アーチ状にレンガを組む 1

    木型にレンガを乗せていき、アーチ状に仮置きしました。
    レンガを扇子の形ように固定するために、細長い木などを挟んでいます。
    木型の下にはアーチにセメントを流したときに、セメントが垂れても汚れないように新聞を敷いてあります。
    また、レンガとレンガが接しているところも、セメントが漏れにくいように細長く折った新聞紙を挟んであります。


アーチ状にレンガを組む 2

    セメントを流す前にレンガとレンガの隙間を確保できるようレンガの破片などを詰めていきます。
    この時点でレンガの間に挟んでいた木は引き抜いてしまいます。


アーチ状にレンガを組む 3

    斜め横から見たところです。
    焚き口のレンガを固定するときに苦労しないように、焚き口面のレンガはスパッと切ったような面になるように位置を微調整しておきます。


アーチ状にレンガを組む 4

    セメントを流し、内部の木型やその台を取り去った状態を焚き口側から見たところです。


煙突 1

    これは煙突側から見たところです。
    煙突をどうするかで非常に悩んでしまったのですが、とりあえずアーチの一部を切り取った形のものを作りました。
    パンを焼くときは塞がなくてはならないのですが、とりあえずはレンガを斜めに置くこととしました。
    写真の、3つ交互に置いてあるレンガが煙突のフタになります。
    最終的には煙突はある程度高くしたほうが良く燃えるので、この方法は仮のものです。
    この煙突の続きは春になって暖かくなってから作る予定です。


煙突 2

    煙突の蓋を取った状態です。
    煙突を作ったことでアーチが崩れないように、2cmほどレンガを重ねている部分を作ってあります。
    最終的にはもう少し煙突の大きさは小さくする予定です。


焚き口を作る 1

    焚き口の横になる部分です。
    焚き口の幅は、持っている天板が入るように耐火レンガ5つ分としました。
    横に置くレンガはあらかじめ2つのレンガを、少しV字型になるようにつなげたものを作りました。
    V字にしたのは、焚き口をレンガで塞ぐときに入り口を少し大きくして入れやすいように。
    横に渡してあるアングルは、もし焚き口の上のレンガにヒビが入っても崩れてこないように支えるためのものです。
    実際にセメントで固定するときは、膨張率の違いでレンガが割れることを防ぐため新聞紙を巻き、フリーの状態になるようにしました。

焚き口を作る 2

    焚き口の上になる部分です。
    これも、あらかじめ別に作っておいたレンガ5個をつなげたパーツをアングルに乗せるように固定しました。
    これで、レンガ5つ分の大きさの焚き口ができました。
    焚き口の両脇(外側)はもう一つレンガを追加してあります。


乾燥のための火入れ

    1つ前の写真から、焚き口の上のレンガを1段追加して、'97の工事は終了。
    数日置いて、火を入れられる状態になりました。
    しかし、急にぼんぼん燃やしてしまうとレンガが均等に水分を出せず割れてしまうので、炭を熾してじわじわと温めていきます。
    写真はレンガに含まれていた水分が蒸発しているところ。
    予想以上にたくさんの水分が含まれており、もくもくと水蒸気が出ています。
    これを3日ほど続けて、徐々に温度を上げていきます。



<予告編>
暖かくなったら、壁と屋根部分を厚くする予定です。
近々、この窯で焼いたパンのレポートを載せる予定です。

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