「精神療法とカウンセリングから受けた被害についての実態調査アンケート」集計結果(1)

WEB上でのアンケート投稿期間:2006年6月28〜10月2日

投稿者総数:25名


A.アンケート投稿者全体の内訳(多い順):


1、性別
女性 16名
男性 9名

2、年齢
31-40才 9名
21-30才 7名
41-50才 5名
51-60 才 1名
61-70才 1名
20才以下 1名
記載無し 1名
3、職業・身分
会社員・公務員 5名
主婦 5名
派遣会社員 4名
無職 3名
パート・アルバイト 2名
学生 2名
その他 2名
記載無し 2名

4、現住所

関東 10名
近畿 5名
東海 3名
中国・四国 3名
記載無し 2名
北海道・東北 1名
九州・沖縄 1名

5、被害の有無
被害を受けた 19名
被害を受けたことはない 5名
どちらともいえない 1名


B.「被害を受けた」という回答(19名)からのデータ(「被害を受けなかった」という回答データについては別掲する)

1、被害を受けた治療機関
総合病院の精神科 6名
心療内科 3名
カウンセリングルーム 3名
その他 3名
精神病院 2名
以上のいずれか複数箇所 1名
記載無し 1名

2、治療者の性別
男性 14名
女性 3名
記載無し 2名

3、治療者の年齢(性別が記載された17名・推定も含まれる)
男性 女性 合計
40才代 7名 0名 7名
30 3名 2名 5名
50 2名 0名 2名
60 2名 0名 2名
記載無し 0名 1名 1名

4、治療者の職業/身分
医師 16名
医師免許を持たないカウンセラー等 2名
記載無し 1名

5、被害の内容/その影響

(1)転移・逆転移に関わる内容のもの(番号・順番は任意)

治療の形態 具体的状況(投稿の記載を編集)
No.1 通院・カウンセリングは当初週1回30分、その後2時間・病名告知なし・投薬:レキソタン・アモキサン・デプロメール・マイスリー・デパス・リスミー・ガスモチン・ガスター等 男性医師に転移を起こして病状が悪化する。診察の際に「セクハラ」に近いことが数回あり抗議をしたが、「気のせい」にされた。その結果不安定になり、大量服薬して救急車で運ばれる。このあと医師は「セクハラ」であったことを認めて謝罪するが精神的不安定は解消せず。転院したいが、転移のため決断できず。
No.2 通院・病名は「自己愛性人格障害・神経症・うつ病・パニック障害」・病名告知なしという記載もあり・週1回45分のカウンセラーによるカウンセリング+5分の医師による診察・投薬:ジェイゾロフト、ユーパンなど 男性主治医に反抗ばかりしてしまう。これに対して「嫌なら他の病院へ行ってくれ。あんたのわがままには付き合っていられない」等と言われた。こういった言動により無視されたような気持ちになり、受診以前よりも不安定になり、また、薬に依存するようになった。恋愛転移を起こしているため、主治医を変えられない。
No.3 摂食障害・入院(1年以上)・カウンセリングは週2回・30分以上50分未満 恋愛感情を抱かせる様な発言があり、治療者に転移を起こした。その結果、いつも治療者の事ばかり考え「狂った様」になり、何も手につかず、精神的に追い込まれる。
No.4 通所・不定期・時間制限無しのカウンセリングを週1〜2回 被害者は、カウンセリングルームのスタッフ達により、ある女性スタッフに好意を持つようし向けられ、また、この女性スタッフからも誘惑的なことばや態度を示された。10数回「友人として接している」と思っていたが、それらは本人に告げられないまま、すべてカウンセリングとしてセッティングされていた。本人はカウンセリングなど依頼してはいなかったのにもかかわらず。このカウンセリングはカウンセリングルーム主催者の指示によって実施されていた。この間、本人は退行して女性スタッフに恋愛転移を起こした。主催者は、そのような感情を持ったことを咎め、精神疾患であると告げるとともに退会するように通告してきた。以上の結果、人間不信、対人恐怖が強まり、対人関係が不安定になり、社会に出られなくなるとともに、食欲減退、睡眠障害等に悩まされた。
No.5 パニック障害・通院・カウンセリングは不定期・月1回・1回30分以内 治療者は、診察の際、患者に対して好意を持っているようなことばや態度を示すことが多く、そのため、異性として意識せざるを得なくなり、恋愛転移が起きてつらくなった。次第に支離滅裂な事を言われることが多くなり、病気が悪化した。以上の結果、医療機関従事者、精神医療を全く信頼できなくなり、具合が悪くても安心して治療を受けられなくなる。以前まではなかった男性不信が治療の過程で生まれ、苦しむようになる。主治医に対して恋愛転移についての苦痛を伝えたが、医療行為従事期間が短いので対応できなかった、患者の環境がストレス要因であるから、医師はそれには対応できない、などと言われ、自らの責任を認めなかった。治療者は交代した。
No.6 病名は神経症・通院と入院(20日間)・治療は2年間・カウンセリングは1回60分以上・当初週1回、その後月1回・投薬:レキソタン、レボトミン 初診時「これからは不安になった時は、僕が心配しているという事を思い出して欲しい」と言われる。週1回で通い始めたが、医師が結果を求めるために辛くなり、月1回程度になる。頻度が減った頃、看護士から「先生が遅くまであなたの事を待っていた」と言われる。うつ状態がひどくなった時に「あなたは抑圧が強すぎる、言いたい事を正直に話しなさい」と何度も言われた。そこで「先生の事が好きだ」と告げた。その後、病院外で会い、泥酔した医師の愚痴を聞いて慰めるという関係になる。また、医師から「死にたい」という言葉を聞いていたので、この医師を傷つけてはいけないという思いと、自分が間違った事をしているという(医師は妻子持ちだった)葛藤で苦しむ。医師は精神的に問題を抱えていた。しかし「僕を誘ってきたのは君じゃないか!被害者ぶるのは止せ、僕だって辛いんだ」と言われた。その後、主治医は交代させられた。しかしこの医師は、好意を示す一方、患者から病的な対応を取られると見放す、という態度を取ったため、患者の自己評価が以前にもまして下がった。また、「精神科に通っているような人間は、まともな対応を受けられないんだ」とくよくよするようになり、外へ出るのが怖くなった。
No.7 病名告知なし・治療期間は5年以内・通院・カウンセリングは週1回・60分以上 患者は主治医の男性医師と、毎日のようにメールでやりとりしていた。主治医からは「何かあったらいつでも・何でも相談してほしい、あなたの人生のためにできるだけのことをしたい」と言われた。その結果、恋愛転移を起こした。当惑していることを告げ「我々の関係は何なのか」と尋ねると、「誤解させていた、愛はない、でも魅力を感じる。医者と患者の関係に戻してしきりなおしていこう」等と言われ混乱させられた。転移が起きたているから治療者を変えてほしいと言ったが、「無駄だ」と言われた。転移は解消されず日常生活に支障を来している。また深く傷ついたため、うつ状態に陥りやすくなった。
No.8 自宅の一室でのカウンセリング・60分以内・週一回・病名告知無し 数度の面接で自分の問題を整理するのには非常に役立ったが、「最後のカウンセリング」の後に「お祝いに」と言われて、近くで飲食を共にした。さらに「自宅でコーヒーでも」と言われて自宅に行くと、奥さんから玄関先で激しくなじられて帰り、自己嫌悪を感じ、また、転移・逆転移の問題が発生していると気づく。



(2)医師の暴言・威圧的な態度・患者を混乱させる/傷つける言動や態度に関わるもの

治療の形態 具体的状況(投稿の記載を編集)
No.1 通院・カウンセリングは週2回・30分以内 過労で自殺未遂をした。医師から「1ヶ月間休むように」言われたが、会社は出社を要請したので医師に相談すると、やはり1ヶ月の休養を指示された。しばらくして診察を受けた際「もう十分休まれましたか?」と聞かれた。「十分休んだのなら出社しても良い」という意味で捉えたので、「はい、もう十分休みました」と答えると、「まだ1ヶ月休んでないじゃないですか」と返され、混乱させられた。こちらに期待を抱かせておきながら「はしごをはずす」という言動はその後も続いた。「会社を辞めて〜になろうと思っています」というと、「それなら今すぐ会社を辞めなさい」と言われた。すぐに辞めるわけにいかなかったが、その後、事情で本当に会社を辞める時、医者が「今後はどうされますか?」と聞いてきたので「〜になろうと思います」と言うと、社会の状況から考えて、〜にはならい方がいいと反対された。「今すぐ会社を辞めなさい」という以前の指示と矛盾するので混乱し、この医師が自分の人生をもてあそんでいると思わざるを得なかった。「2週間いかがでしたか?」と聞かれたので、「どうしてこんなことになったのかな?と考えていました」と言うと、「しょうがないでしょう!」と暴言を浴びせられた。患者を翻弄するような言動や暴言はその後も続き大変傷ついた。その結果、また暴言を吐かれて傷つくのが怖くなり、医者が望んでいること=自分にとっては本心とは全く逆のことを言うこともよくありそのたびに苦しくなった。「薬を減らして欲しい」というと、当時、20mg×2個で合計40mgの薬をいきなり10mgにされた。医者が20mg×1個を服用中と勘違いしていたためである。その結果、精神状態が悪化した。だが、また暴言を浴びせかけられることをおそれたため何もいえず、「何か困っていることはないですか?」と聞かれても「ありません」としか答えられなくなった。その後、勝手に薬を軽いものに変更された。次に行くと、前々回にもらっていたものと前回もらった薬を合算されて出された。これをきっかけに通院を辞めた。通院を辞めた現在も、医者に対する憎しみの感情がわいてくる。気がつけば医者のことばかり考えている。
No.2 被害者は、子どもの頃と青年期に性虐待を受けた40代男性。3年前に、精神科医よりそのことについてインタビュー(電話)を受けたところ、そのインタビューが医の倫理上不適切であったため、著しく体調を悪くし、3年あまりに渉って苦しんだ。先方へはインタビュー後まもなく、具合が悪いことを電話で伝えたが、誤りを認めなかった。インタビューで調子を悪くしてからは、4人のカウンセラーにかかった。先方とは、3年間、メールや電話でやりとりがあり、ようやく立会人を立てて先方と直接会い、その結果、謝罪、治療費の全額負担、お見舞い金の支払いがあった。体調は改善した。
No.3 病名はうつ病、対人恐怖など・治療期間は3年以内・カウンセリングは不定期・外来で週2/一回30分以内・入院では週4・一回30分以内 外来受診時言動や態度が高圧的・威圧的で非常に不愉快な思いをした。医師に口頭でその点について抗議したこともあるが、改善されたのは少しの期間だけだった。カウンセリングのあとは必ずイライラして周囲にあたってしまったり、酒量が増えたりした。その後入院治療時(任意入院)になったが、行動制限をかけ続けられ、院内散歩の許可すら1ヶ月以上出なかった。他の患者によると、その医師はなかなか制限を解除しないことで有名だという。「余計におかしくなります」と、医師に不満を訴えても却下され続けた。医師との面接・診察のたびによけいウツになった。イヤになり、スタッフの目の届かない場所で、縊首による自殺未遂を何度も試みた。以上のような不適切な治療により、イライラの増大による過食、酒量の増加、周囲への八つ当たりなどが増えた。入院時には診察後にウツの程度がひどくなり、自殺未遂を何度もした。
No.4 病名告知なし・治療期間は1年以内・通院・カウンセリングは週一回30分以内 何も言っていないのに、 突然感情的になって侮辱されたり強迫するような言葉をぶつけられた。また、事実と異なることなどを言われたりした。医師から言われた言葉が頭から離れず、食欲不振になった。その後治療者を変えて改善に向かう。
No.5 病名告知なし・カウンセリングは一回30分以内・週1回・中身は世間話と「これからどうするのか?」といったことだけで治療とは思えなかった。 「これからどうするのか?」ということをしつこく聞かれ、精神的圧迫を受け、人間不信になった。その後環境が改善され治療は不要となる。
No.6 カウンセリングは一回60分以内・週1回・通院・病名告知無し 不登校の十代の私に対して一方的に、「依存的である、親から自立していない、スポーツをしろ」という否定的メッセージを与えうつ状態を悪化させた。
No.7 通院不定期・カウンセリングは一回30分以内 守秘義務があるというので信頼して話したが他の人に漏らした
No.8 病名告知は無し・治療期間は1年以内・行ったのは初診の一回のみ30分以内 自分の子供の時代の性的虐待が原因と思われる鬱状態を診てもらおうと来院。体験を聞きだした後、あからさまに、「そんな昔のことをいつまでも思い悩んでいるあんたが悪い」「生活できてるなら薬も必要ないし、そもそもあんたなんかにあげる薬はない」「あんたが自分で忘れない限り永久に楽にならない。自分が原因」等、数々の暴言を吐かれ続けた。これが初診であったが、自分なりに頑張ってきたのに、それを医療関係者から否定されたと受け取り、さらに落ち込み、その結果、半年ほどうつ状態になった。自分の受けた虐待など本当は大したことではないのではないかと思うようになり、病院を受診できなくなってしまった。数年前のことだがフラッシュバックに苦しむ。
No.9 カウンセリングは30分以内・2週に1回・通院・病名告知は無し・投薬:メイラックス・トレドミン・ベンザリン・デパス・ヒルナミン他 非常に気持ちが落ち込んで拒食になり、体調も不良となった。そのような状態であったためか、医師のきつい言葉をマイナスに受け止め「先生の言葉を聞いていると、私なんか死んだ方が良いように思います」と言うと「ああどうぞ、ご自由に!ご自由にどうぞ!ただし!これは、あなたが私の発言をそう受け止めただけだ。私が言ったのではない!」と言われた。別の日には、「本当に死にたい人は黙って首吊って死ぬのよ。あんた、死にたいんじゃないんだよ」と言われた。うつ状態の患者に対する言動とは思えない。この治療者と向き合うと、自己否定感が強くなりリストカットをしてしまう。「先生にしか本当のことを話せないんです」と言っても「だから、あんたは子供なんだよ!」と言い、さらに専門用語を並べ立て、こちらにモノを言わせないようにする。こうして、うつ状態がさらに悪化した。


(これ以外に、薬の副作用に関する事例が一件、被害の具体的内容が記載されていないものが一件あり)


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