桜井昭彦医師の告白(4):逆転移について

[ ]内はWEB管理人の補足説明。
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1997年11月21日付け、済世会中央病院のカルテより:桜井昭彦医師から中久喜医師への報告

ご報告

中久喜先生御机下

平成9年11月21日

前略
大変お世話になります。幸子さんとの面接について簡単にご報告させていただきます。
[中略]

 [慶応大学病院時代に]お互いに実際の恋愛関係にはならない、という理屈の上での確信があったので余計に情緒的にはお互いに(否認しながら)恋愛感情(少なくともそれに近いもの)を動かした、ということは明らかのように思えました。

 確かに幸子さんと私には妙に話の合いすぎるようなところがあり、彼女曰く「会ってはいけない人と会ってしまったようだ」ということです。

 幸子さんの私に対する理解も妙に正確なものがあり(以前には出なかった話です)、私[=桜井昭彦医師]が彼女に引きつけられたのも確かなことのようです。また、彼女の記憶にある私の台詞も、曖昧で誘惑的なものがありました。(以上が話題になりました)


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1997年12月10日付、済世会中央病院のカルテより:桜井昭彦医師より中久喜医師宛報告の中から抜粋


12/5(金)[幸子より桜井昭彦医師に]Telあり。

なぜ(H8[年]1月5日に)私のことを好きでないと言ったのか
<そう言わなければならないという考えにはまって心を切り捨てている[=好きだという気持ちがあったのにその気持ちを抑え込んで全く逆のことを言った]。(いま思うと、そのようだ)[幸子はそのあと渋谷で大量服薬して自殺未遂をしたので、桜井昭彦医師の一言が自殺のきっかけになったのであるから]幸子さんには悪いことをしたと思う。>

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1998年1月16日付け、済世会中央病院のカルテより:桜井昭彦医師より中久喜医医師への報告


前略

1/14 面接[98年1月14日の記録]


幸子:慶応大学病院で、先生を好きだと言って誰も止めなかったので−婦長はスタッフに了解を求めていた−そいいうものだと思っていた。[婦長と協力して幸子の恋愛転移を積極的に助長した]

桜井昭彦医師:途中で手のひらを返すように変ったのでは?[途中から、幸子に恋愛感情を抱くな、と言い始めた]

幸子:やっとお約束事[=医師と患者とは恋愛できないということ]がわかってきた。

桜井昭彦医師:こちらも幸子さんを子どものように育てようとしたのが一つの間違いだったかと(最近感じる)[逆転移を起こして親のような気分になっていたのが治療ミスの原因だったことがわかってきた?]

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1998年4月11日付、済世会央病院のカルテ:桜井昭彦医師より中久喜医師宛報告より

4月7日(火)[同日の記録より]

慶応大学病院入院の最初の頃、S[桜井昭彦医師]が幸子さんに最初に変なことを言ったのは4月頃「あなたは『トイレに行かない』と言ったら信じちゃいそうですよね」と言う発言だった、変なこと言う[桜井昭彦医師は変なことを言っているな、と思った]と幸子さん言。

[桜井昭彦医師]<重要なこと[幸子に対して逆転移を起こしていて、幸子を理想化した(=「トイレに行かない」)]なのにいい加減に言っているのはよくなかった。>


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