コーヒーと生活習慣病との関係(健康効果)について

ガン(大腸ガン(直腸・結腸ガン)・肝臓ガン・膵臓ガン・膀胱ガン・舌ガン)・

糖尿病・動脈硬化・高血圧・低血圧・胆石など・・・

 

ガン

下記で取り上げる研究から、コーヒー成分の中に、ガンの発生、そして増殖、転移を抑制する物質が含まれているようです。今後、それら物質についてのさらなる詳しい研究が進むことを期待しましょう。ここで紹介する研究以外にも、産業医科大学研究チームの、「コーヒーの肝臓ガン死亡リスク減少効果に関する疫学研究」、鹿児島大学農学部生物資源化学科、候徳興助教授の「コーヒーに含まれるクロロゲン酸の細胞ガン化抑制作用の研究」、金沢医科大学病理学第一講座、田中卓二教授の「コーヒー豆成分および抽出物による発ガン阻止に関する研究」など、様々な研究機関で、コーヒーのガンに対する効用研究が現在も進んでいます。

大腸ガン(直腸ガンや結腸ガン)を抑制

大腸がんは年々増加の傾向があり、死亡数は、肺がん、胃がんに次いで3位になっています。年齢別では60歳代が一番多く、次いで50歳代、70歳代の順です。日本人の大腸がん増加の原因に、食生活の西欧化を主張する疫学者もいて動物性脂肪の取りすぎが原因ではないかと言われています。また、近いうちに患者数・死亡率がトップになると予測されている恐ろしい病気です。1982年にガン研究の第一人者である高山昭三博士の研究により、コーヒーに含まれるカフェインには、発ガン性も変異原性もないという報告がなされています。変異原性とは、ある物質が遺伝子に作用して、突然変異を起こさせる主要原因となることです。1990年には国際ガン研究機関(IRAC)が、全世界のガン研究を分析した結果、コーヒーには結腸ガンや直腸ガンを抑制する働きがあると報告しています。この他にも多くの調査結果が同様の主旨の報告をしています。また、愛知県のがんセンターでも、十数年前から田島疫学部長のグループがコーヒーとガンの関連を疫学調査されていて、約7万人の調査データから、コーヒーを1日3杯以上飲む人たちでは、直腸ガンの危険度が半減していることがわかったと発表しました。その他、ハムスターを使った大腸ガンの実験では、発ガン物質を与えた群では、40%の大腸ガン発生だったのに対して、発ガン物質と同時に、コーヒーの主成分の一つであるクロロゲン酸を加えた餌を与えた群では、なんと大腸ガン発生がゼロでした。

 

肝臓ガン

東京農工大学農学部、矢ケ崎一三教授は、不幸にしてガンが発症してしまった場合の、ガンの増殖、転移についてのコーヒーの効用を研究されています。教授のラットを使った最新の実験では、肝臓ガンを移植したラットにコーヒー粉末を混ぜた餌を与え続けると、そのラットの肝臓ガンの増殖、転移が明らかに抑制されました。また、ハムスターを使った肝臓ガンの実験では、発ガン物質を与えた群では、肝臓ガン発生だったのに対して、発ガン物質と同時に、コーヒーの主成分の一つであるクロロゲン酸を加えた餌を与えた群では、なんと肝臓ガン発生がゼロでした。

 

膵臓ガン

2002年1月に開催された日本疫学会で、愛知医科大学の研究グループが「適度なコーヒー飲用は膵臓ガンを抑制する可能性がある」と発表しました。研究の内容は、1988〜1990年に追跡調査に登録した全国約11万人(40〜79歳)を97年末まで追跡し、膵臓ガンで亡くなった228人の生活を調査したものです。それによれば1日に1〜3杯コーヒーを飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、膵臓ガンの死亡リスクは明らかに低下傾向を示したということです。研究グループの林櫻松( リン・インソン)講師は「ホットコーヒーには200〜300種類の抗酸化物質が含まれており、この物質の働きで、膵臓ガンに対する抑制効果が出てくるのかもしれない」と解説しました。

 

膀胱ガン

1970年代、膀胱ガンの発生とコーヒー摂取の相関関係を示唆する研究が発表されたことがありました。この発表を受けて岐阜大学医学部、森秀樹教授はコーヒーの発ガン作用を検証する実験を、ラットを使って始めたそうです。しかし教授が研究を進めてみると、結果は予想に反して、コーヒーを投与したラット群は発ガン率が低下しました。この結果を受けて、教授はコーヒーの発ガン抑制効果、すなわちガン予防効果についての実験を本格的に開始しました。

 

舌ガン

ハムスターを使った舌ガンの実験では、発ガン物質を与えた群では、舌ガン発生だったのに対して、発ガン物質と同時に、コーヒーの主成分の一つであるクロロゲン酸を加えた餌を与えた群では、なんと舌ガン発生がゼロでした。

 

糖尿病を抑制

カフェイン入りのコーヒーを1日に6杯以上飲むと糖尿病になりにくい。こんな研究結果を、米国ハーバード大学などの研究チームが、12万5千人以上を対象に12〜18年間にわたり追跡した大規模調査で明らかにしました。

研究チームが調べたのは、食べ過ぎや運動不足などが原因で発病する「二型」の糖尿病です。調査によると、一日にコーヒーを6杯以上飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて、糖尿病になる確率が男性で半減し、女性では約30%減りました。カフェイン抜きのコーヒーでも効果はありましたが、カフェイン入りのレギュラーコーヒーの方が効果が大きかったです。

コーヒーには、コーヒーのにおいの物質「クロロゲン酸」などの抗酸化物質や、マグネシウムが豊富に含まれています。研究チームは、こうした物質が血糖値を下げる「インスリン」の切れ味を高め、糖尿病になりにくくしているとみています。

調査したのが砂糖入りのコーヒーかどうかは明らかにされていませんが、砂糖を多量に入れたコーヒーをがぶ飲みしたのでは逆効果の恐れがあるようです。

 

動脈硬化を防止

成人病が心配な年代にとっては、コレステロール値は大きな関心事です。コレステロールには、動脈硬化を促進する悪玉コレステロールと、逆に予防する働きをもつ善玉コレステロールがありますが、コーヒーを飲むことによって、善玉コレステロールが増えてくるという研究結果が、1988年の動脈硬化学会で報告されています。

動脈硬化は、喫煙、飲酒偏食、運動不足などライフスタイルから促進されることが多いので、コーヒーの効果だけでは、動脈硬化そのものを防ぐことはできません。

しかし、コーヒーを毎日飲むことで、善玉コレステロールが増えるなら、それに越したことはありません。コーヒーを飲みながら、健康的なライフスタイルを実践して、成人病を予防しましょう!

また、最近の研究では、コーヒーに活性酸素を抑える働きがあるというので注目されています。活性酸素は老化やガンの原因のひとつとされているものですから、いずれコーヒーを老化やガン予防に役立てられる日が来るかもしれません。

 

低血圧・高血圧が心配な方

カフェインの作用で血行がよくなると、身体が温まり、血圧が上昇します。このことから、コーヒーは、とくに低血圧の人に向く飲み物だといわれています。朝に弱い低血圧の人は、朝食時の熱いモーニング・コーヒーが、低血圧の症状をやわらげ、調子よく一日をスタートさせるのに効果を発揮します。

では、コーヒーは高血圧の人にはよくないかというと、そんなことはありません。高血圧の人の場合、コーヒーは毛細血管を末端まで開かせることで、血圧を低下させる働きを示します。ですから、高血圧の人でも、安心してコーヒーを飲むことができます。

また、通常の飲み方をする限り、毎日コーヒーを飲んでも、それが高血圧症の原因になるようなことはありません。

 

胆石の形成を抑制

2001年末から2002年にかけて、地方新聞20紙以上に掲載されたのは、コーヒーの胆石に対する効用の研究発表です。この研究は米ハーバート大学の研究グループが、国内の男性約4万6千人の追跡調査を実施し、その結果が1999年、米医師会雑誌に発表されたことに始まります。主な内容は1日2、3杯のコーヒーを飲む人は、胆石になる率が40%、4杯以上飲む人は45%少なくなるというものでした。このことを姫路工業大学環境人間学部、辻啓介教授がマウスによる実験で確かめたのです。胆石には「コレステロール胆石」と「ビリルビン胆石」の二種類あり、現代人に急増しているのはコレステロール胆石です。「マウスに、コレステロールとコール酸ナトリウムという物質を含む餌を与えると、コレステロール胆石ができます。その餌の中にコーヒーを3%加えると、ほとんど100%胆石はできません」と辻教授。次いで胆石の形成を抑える物質は何かを追跡すると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が中心に働き、それをカフェインが助けているのではないかというのです。「これらの物質の働きで、腸管の中でのコレステロールの吸収が妨げられ、血中コレステロールが下がり、コレステロール胆石の形成が抑えられるのだろうと推測されます。胆石予防には、まず脂肪を取り過ぎないこと、そしてコーヒーを良く飲む習慣をつけることが効果的でしょう」と辻教授は解説されました。

 

二日酔い防止

カフェインは肝臓の働きを活発にするので、二日酔いの防止にも効きます。飲酒後にコーヒーを飲むと、肝臓でのアルコール分解処理がよりスムーズになります。分解後の老廃物も、利尿作用によって早く体外へ排出されます。

もちろん、コーヒーは医薬品のように強い効きめがあるわけではありません。あくまでもソフトな作用で、心身を同時に元気にしてくれます。

 

疲労回復効果

カフェインには、刺激作用の他、血管の拡張収縮を促して、血液の流れをスムーズにして、筋肉の働きをよくしたり、心臓の働きを強化する作用もあります。また、腎臓にも働きかけ、利尿を促して、体内での代謝を活発にします。

したがって、体全体の動きをよくして、疲労を回復させるためにも、コーヒーは役立つといえます。スポーツ後の筋肉疲労も、カフェインの効用で早くいやされます。スポーツ選手のなかには、スポーツドリンクとして、カフェインの入ったコーヒーや紅茶を利用する人もいるというほどです。

 

重金属を水道水から除去

最近の研究によると,コーヒーは「鉛や銅といった,溶け込んでいる重金属の78%から90%」を水道水から取り除くことができる。「電荷を持たない,あるいはマイナスの電荷を持つ分子を有するコーヒーかすは,プラスの電荷を帯びる重金属を引きつけるからである」とザ・オーストラリアン紙は述べている。「コーヒーが濃いほど,よく除去される」と,環境化学者マイク・マクラフリン博士は語った。同じような実験がティーバッグを使っても行なわれた。紅茶は鉛の約3分の1を取り除くことができたが,銅に対してはそれほど効果を発揮しなかったようだ。

 

 

結論

コーヒーには、生活習慣病を含めた多くの病気の予防・抑制に効果があることを、多くの研究結果から知ることができました。確かに、体に優しいコーヒーは健康的な生活を送るのに欠かせないものと言えるでしょう。しかし、コーヒーだけを飲んでいるだけでよいと言うことはありません。適度の運動やバランスの取れた食生活などの規則正しい生活習慣を心がけることが肝心です。また、過度の飲酒、喫煙をしながらコーヒーを飲んだとしても効果は薄らいでしまうと思います。どうぞ健康的な生活を送られ、その健康をサポートする飲み物として当店の「健康コーヒー」をご賞味いただければと思います。

 

効果的に飲むには

コーヒーのさまざまな効用を生かすには、適量を飲むことが一番。とくに、カフェインの作用については、少量でも眠れなくなる人もいれば、たくさん飲んでも平気な人など、個人差があります。自分にとってはどのくらいが適量なのかを見定め、それを守りましょう。

また、コーヒーは、新しくて質のよいものを飲むこと。古くなって酸化したコーヒーでは味も落ちるし、体にもよくあリません。購入後は、できるだけ湿気を防いで(冷凍庫が最善)保存し、早めに飲みきるようにしましょう。

もう1点。オランダのワーゲニンゲン農業大学の研究員によれば、フィルターでろ過していないコーヒーを飲むとコレステロール値が上がるということです。

かぎとなるのは「フィルターでろ過していない」という言葉です。なぜでしょうか。コーヒー豆にはコレステロール値を上げるカフェストールという物質が含まれている、とオランダ科学研究機構の会報「研究リポート」(英語)は述べています。挽いたコーヒーに湯を直接注ぐと、カフェストールが抽出されます。トルコ・コーヒーのように細挽きコーヒーを数回沸騰させたり、ペーパーフィルターの代わりに金属製のろ過具を使ったりした場合も同様です。金属製のろ過具は、かすだけを押し下げるようになっているポットなどに見られます。ペーパーフィルターを使わずに入れたコーヒーには、カフェストールが含まれてしまいます。フィルターでろ過していないコーヒー1杯にカフェストールが4_cも含まれることがあります。そうすると、コーヒー1杯でコレステロール値が約1%上がることになります。エスプレッソも、ペーパーフィルターを使わずに入れるので、カフェストールを含んでいます。もっとも、小型のカップで飲めば、コレステロール値はそれほど上がりません。エスプレッソの量を少なくすれば、カフェストールの量も少なくなるわけです。1杯当たり1_cか2_cというところでしょう。ですが、「研究リポート」は、エスプレッソを小さなカップで1日に5杯飲むと、体のコレステロール値は2%上がると警告しています。ですから、ペーパーフィルター(特に無漂白のもの)を使うことを勧めいたします

 

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