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eMate300
Spec Sheet
CPU Strong ARM 710a/25MHz RISC Processor
RAM 3MB RAM(1MB DRAM/2MB FLASH RAM)/8MB ROM
SLOT TypeI,II,III PC Card slot*1、Memory slot*1
INTERFACE Newton inter connect port(RS-422), Serial port(RS-232), Infrared Interface, Headphone
ETC. Liquid Crystal 16 Grey scale Display with EL back light and Touch screen(480*320 Pixel),
Loud Speaker

 
Appleが初等教育市場向けに気合いを入れてデザインしたキーボード付きNewton。1997年3月発売。全般に販売の振るわなかったNewton Seriesでは最も成功した機種でもあります。子供が乱暴に扱う事を考え、材質は衝撃に強いPolycarbonate製。CDの素材と同じです。色は濃いグリーンですがこの素材の特徴で内部が透けて見えています。「透けている」というのがキーワード。Jobsの復帰後出て来る「あの」機種の特徴でもありましたね。
 
AppleがPolycarbonateを採用した初めての匡体であり、この後、iMac等でこの素材を大々的に使用する事になります。Polycarbonate自体に害は無いが、製造過程で使用する原料が環境ホルモン物質の一つであり、一部から批判を受ける事にもなりました。
 
最初はUSAの幼稚園、小学校等の教育機関のみに対して売られ、評判を聞いた父兄からの要望で後にUSA国内の一般用にも発売されました。しかし、日本ではユーザーからの強い要望があったものの遂に正式には発売されませんでした。私もUSAのOnline Shopで購入しようとしましたが、「Appleの通達により国外(USAのね)には販売できません」と断られました。さすがの殿様商売。まあサポート出来無いとかの理由があるのでしょうが。
 
秋葉原の一部のショップで現地で購入したと思われる極めて少数のeMate300を輸入して販売していました。最近はAppleのNewton SeriesのSupport中止に伴い、USAの教育機関が放出した中古品が輸入されて入手しやすくなっています。私が購入したのもその1台。
 
お子様向け?のデザインではあるのですが、細部に至るまで全く気を抜いていません。子供が持ち易いようラバーの入った把手や小学生当時を想い出させる裏側のName Tag、タッチの良いキーボード、輝度/音量の調整スライダのデザインやペンの格納方法、ラバーの入った左右のペン立て等、非常に良く考えられており、「相手は子供だろう」という気の弛みは微塵も感じさせません。むしろ「相手が子供だから」こそ最高の物を供給しようという姿勢が伺えます。
 
子供というのは素直なもので、たまに扱っている店に行くと、必ず子供がeMate300をいじっていました。周りには子供の好きそうな綺麗なカラー液晶を搭載し、しかも高速な日本製のPDAやノートタイプのマシンが沢山あるのです。しかし、子供達はそれらには目もくれずeMate300に群がっていました。やはりデザインの力なのでしょうか? 優れたUser Interface、そして後のiBookにも繋がる、まるで貝殻のような形。日本でこのマシンの存在を知る人は少ないですが、デザイン的にAppleの後の方向付けを行う事になった非常に重要なマシンだと私は思います。

 

eMate300に関してもっと良く知るにはこちらのサイトが素晴らしいです。