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Macintosh Color Classic
Spec Sheet
CPU
MC68030 16MHz
HD
3.5" 160MB
RAM
8MB (Max 10MB)
SLOT
Memory*2, PDS, Comm2, 256k VRAM
INTERFACE
SCSI, Serial*2, ADB, Sound in/out
ETC.
512*384 9'Trinitron Color Monitor,Mic,Speaker,3.5'FDD
最後のコンパクト型Macです。発売は1993年。価格は25万くらい?
コンパクト型Macにカラーを!というユーザの熱い要望に答えて発売されました。
Collor Classic、カラークラシック、略して「カラクラ」と呼ばれます。
4本脚を踏ん張ったような形から「コマ犬」とも呼ばれます。
しかしこのデザインを観たユーザの反応は今ひとつでした。
大多数のユーザの要望していたのは「SE/30の匡体にカラーモニタを!」という物だったからです。
直線を基調にし、如何にも「洗練された工業製品」という印象を与えるSE/30に対して、
曲線を多用した「お子様向け」という印象を与えるカラクラは従来のユーザには受け入れ難い物でした。
それにも増して問題だったのはその「低スペック」でした。
SE/30と同じだったのはCPUだけ。「何を今さら16MHz?」という感じです。
しかもLCシリーズの延長という位置付けのためかSE/30には標準だったFPU(数値演算コプロセッサ)も非搭載でした。
メモリに関してはSE/30より大幅に後退して、72pinSIMMが一つしか積めず(SE/30は30pinではあるものの8枚搭載可能)、
しかも最大10MBという制限がありました。これはシステムが10MB以上のメモリを認識できず、10MB以上のSIMMを差しても
「越えた分は無駄になる」だけという情けない仕様でした。
また内蔵カラーモニタはトリニトロン管で綺麗ではありましたが、512*384という中途半端な解像度で、当時は既に一般的だった
VGA仕様(640*480)の解像度を前提とするソフトウエアが使いにくいという問題もありました。
結局、カラクラはAppleが期待したほどは売れなかったようです。
Appleも「低スペック」を認識したのか、同年10月にはすぐに「カラクラ2」(クロックが32MHzに!メモリ32Mまでオーケー!)
としてバージョンアップしましたが、既に手遅れでした。1995年販売終了となります。
このカラクラは秋葉のソフマップ中古館で購入しましたが、値段は9万円くらいだったと思います。
購入後、北海道の実家に送りましたが、親が興味を示さず、姉の家のほうで2年ほど使われていました。
姉が家計簿を付けたり、当時4歳くらいだった甥がKidpixやまきがめ等のゲームをしていたようです。そういう用途には向いていたのでしょう。
秋葉で68030 32MHzのアクセラレータを安く売っていたので、購入し送ったのですが装着するのが怖かったらしく放って置かれました。(ToT)
その後、予想通り(^o^;)Macにはまった姉がPerforma6200を買ったのと、アナログ回路がイカれて色ズレするようになったのでこちらに帰って来ました。
しかしこの後、カラクラは劇的なカムバックを果たします。
一部のユーザは「SE/30の匡体にカラーモニタを!そして速いCPUを!」という夢?を捨て切れずにいたのです。
そしてそれは禁断の「改造」と言う方法で実現されたのでした。
まず、ある日本人がカラクラのアナログ基盤をいじって画面解像度を640*480に上げる方法を発表します。
そして、後に発売されたLC575という機種のロジックボードがカラクラにそのまま使える事が判明します。
LC575のCPUは68040LC 33MHz (FPU以外はQuadra950と同じ)であり、簡単に大幅なスペックアップが可能となりました。
この為、カラクラの中古市場は高騰し、LC575のロジックボードにも高値が付くようになりました。
最盛期には改造法を記した本も出版されるほどでした。
その後のiMac等の登場でブームは下火となりましたが、ある意味「邪道」と思われていた「Macの改造」という、
「趣味」を一般的にしたという意味で、大きな足跡を残した機種ではありました。
現在でも形の良かった旧機種に最新のロジックを搭載させる改造はMacマニア?の趣味として十分認められています。
写真のカラクラは画面を高解像度化しLC575のロジックを搭載、さらに純正のPPCUpgrade CardでPPC601 66MHzの仕様になっています。
さらにCS2 Ethernetカードを差し、会社に持ち込んでネットワーク接続して使用していました。